あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月28日」(1996年)。
宇宙から怪獣が飛来する。しかし、その怪獣・リガトロンは3人の乗組員を取り込んでいた。僅かに意識が残っていた乗組員たちは、リガトロンに対し必死の抵抗をはじめる。
宇宙から怪獣が現れる
謎のアクセスを受けたエネルギー備蓄基地。システムの開発者なら、アクセスが可能だと考えるホリイ・マサミ隊員だったが、その開発者は、ジュピター3号で2ヵ月前に木星探査に出発し、現在は行方不明になっている江崎博士だった。その後、行方不明になっている乗組員たちが、家族の前に現れるという奇妙な事件が発生。宇宙開発局は、ジュピター3号が密かに地球に帰還していると考え、乗組員たちの家族の周辺を調査する。それに対しシンジョウ隊員は、大切な人が行方不明になり、悲しんでいる家族に踏み込むことに違和感を覚えていた。
リガトロンの破片を分析した結果、ジュピター3号の外壁の一部が紛れていることが判明。ジュピター3号はリガトロンに襲われた可能性が浮上する。すると、ヤズミ・ジュン隊員が江崎博士のコンピューターにメッセージが残されていることに気づいた。
そのメッセージは、江崎博士たちがリガトロンに取り込まれたことが、博士自身の口で語られている、というものだった。木星に到着したジュピター3号だったが、突如出現した発光体に船体ごと包まれてしまう。ジュピター3号を取り込んだ発光体はリガトロンに変貌。エネルギーを求め地球に向かったのだ。