あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月3日」(2007年)。
GUYSジャパンの隊長であるサコミズ シンゴ。温厚な性格で部下たちを導く良き隊長であると同時に、ミライの正体がメビウスであることを最初から知っている、どこか謎めいた人物だ。そのサコミズ隊長の過去がついに明らかになる。
サコミズ隊長とゾフィーとの出会い
サコミズ隊長のことを「さこっち」と呼び、親しげに話をするタケナカ最高総議長とサコミズ隊長。40歳近い年齢差があるにもかかわらず、それを感じさせないやり取りにGUYSのメンバーたちは疑問に思っていた。サコミズ隊長とタケナカ最高総議長は、科学特捜隊やウルトラ警備隊といった歴代の防衛隊のマークが飾られた特別応接室で昔話をはじめる。なんと、ふたりは同じ年齢だった!
かつて科学特捜隊に所属していたサコミズ隊長は、宇宙で勤務を行っていた。そして、宇宙を光に近いスピードで航行していたことから、時間の進み方が遅くなる「ウラシマ効果」を受け、40年近くの時間の経過が短いものとなっていたのだ。
人類が「知らないうち」に、「知らない場所」で、「知らない敵」から守られていたことを知ったサコミズ隊長は、ゾフィーの期待に応えるべくCREW GUYS創設に尽力するのだった。