
カオスヘッダー殲滅作戦
一方、前回の戦い(第62話 「地球の悲鳴」)で、地球に存在していたカオスヘッダーが集合したカオスウルトラマンカラミティが撃破されたことにより、地球上のカオスヘッダーはすべて撃退することができたと考えられていた。しかし、P87ポイントには依然カオスヘッダーが存在している。EYESは、防衛軍と協力し、テックブースターでカオスヘッダーに有効なカオスキメラを大量に撃ち込むことで、カオスヘッダーを殲滅する作戦を立てる。
カオスヘッダーの猛烈な反撃が予想されるが、宇宙空間まで護衛を引き連れていくことはできない。危険を伴う作戦のパイロットとしてフブキ ケイスケ隊員が名乗りをあげるが、ヒウラキャップは自らが操縦すると宣言する。本来は、怪獣を保護することが使命であるEYESだったが、いつしかカオスヘッダーとの戦いが任務の多くを占めるようになってしまっていた。ただ敵を倒すという任務で、隊員たちをこれ以上危険な目に遭わせたくはないとヒウラキャップは考えていたのだ。
一方、ムサシも少し前から、カオスヘッダーに武力で対抗することに疑問を感じはじめており、総攻撃を前に自分たちの行動は正しいのかと悩んでいたのだった。