あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月27日」(2019年)。
街に怪獣爆弾を仕掛けた犯人は、かつてホマレが助けた宇宙人だった。起動してしまった怪獣爆弾=デアボリック(MB)に苦戦するタイガの前に、ウルトラマンフーマが登場する。
怪獣爆弾が街に仕掛けられる
ホマレは、地球人に姿を変えて地球で生活している情報通のファントン星人から、ヴィラン・ギルドの大物であるゼットン星人 ゾリンが紛争地域に転売して儲けるために怪獣爆弾を仕入れたこと、その怪獣爆弾が何者かに盗まれてしまったという情報を得る。ゾリンに接触し、なにか知っていないか、問いただすホマレだったが、ゾリンはしらをきり、収穫はなかった。そして、その帰り道に、ヒロユキとホマレは何者かの襲撃を受ける。
目を覚ましたホマレは、ヒロユキと共に拘束され、椅子に座らされていた。そして、宇宙人のヴォルクが現れる。ヴォルクは、かつて荒んだ生活を送っていた頃のホマレが、宇宙人同士の抗争に巻き込まれているところから助けた男だった。ホマレはヴォルクがゾリンを裏切ることはできないと考え、誰が絵を描いているのかと問いただすが、ヴォルクは、弱肉強食のこの世の中で生きていくため、みずから行動を起こしたと言う。