あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月26日」(1997年)。
異常な放電現象が発生。ホリイ隊員が交際相手の江崎ミチルと訪れていた、お好み焼き屋も停電してしまう。その原因は、かつてホリイの友人であるサナダ・リョウスケをエボリュウという怪獣に変貌させた「エボリュウ細胞」で、怪獣化した猿によるものだった。ホリイとミチルは、サナダの悲劇を見つめ直そうとするイジュウイン・サヤカと再会する。
猿が怪獣化して電気を食べる
その奇妙な生物とは、電気を食べる猿だという。電気を食べるという証言から、ホリイは大学時代の友人であるサナダが怪獣化してしまった事件(第11話「闇へのレクイエム」)の原因であったエボリュウ細胞が関係するのではないかと考える。
ホリイの推測は正解だった。宇宙開発局による「ジニアスプロジェクト」という、アストロノーツの肉体を強化する研究で、エボリュウ細胞が使用されていたのだ。サナダの事件がきっかけで、プロジェクトは中止されていたが、破棄されたはずのサンプルは密かに保管されていた。
そして、猿は巨大な怪獣・メタモルガになって出現。GUTSは出動し、撃退するが倒すことはできなかった。その後GUTSは宇宙開発局のスタッフから説明を受ける。ホリイは、生命を実験に利用した彼らに良い感情を持っていなかったが、イルマ隊長からの命令で、協力してメタモルガの対処法を探ることになる。