7月26日 ウルトラマンティガ 猿が禁忌の進化細胞で怪獣化!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月26日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月26日」(1997年)。
メタモルガと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来、15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

異常な放電現象が発生。ホリイ隊員が交際相手の江崎ミチルと訪れていた、お好み焼き屋も停電してしまう。その原因は、かつてホリイの友人であるサナダ・リョウスケをエボリュウという怪獣に変貌させた「エボリュウ細胞」で、怪獣化した猿によるものだった。ホリイとミチルは、サナダの悲劇を見つめ直そうとするイジュウイン・サヤカと再会する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

猿が怪獣化して電気を食べる

1997年7月26日は『ウルトラマンティガ』第47話「闇にさようなら」が放送された日です。ホリイ隊員は、交際相手の江崎ミチルとお好み焼き屋を訪れていた。すると、突如停電が発生。S1地区一帯で異常な放電現象が起こっているらしい。その後、直接の原因は地下ケーブルの損傷であるとわかるが、そこで作業員たちは奇妙な生物を見たらしい。GUTSのメンバーと合流したホリイは、ミチルとのデートを中断し、仕事に戻ることに。

その奇妙な生物とは、電気を食べる猿だという。電気を食べるという証言から、ホリイは大学時代の友人であるサナダが怪獣化してしまった事件(第11話「闇へのレクイエム」)の原因であったエボリュウ細胞が関係するのではないかと考える。

ホリイの推測は正解だった。宇宙開発局による「ジニアスプロジェクト」という、アストロノーツの肉体を強化する研究で、エボリュウ細胞が使用されていたのだ。サナダの事件がきっかけで、プロジェクトは中止されていたが、破棄されたはずのサンプルは密かに保管されていた。

そして、猿は巨大な怪獣・メタモルガになって出現。GUTSは出動し、撃退するが倒すことはできなかった。その後GUTSは宇宙開発局のスタッフから説明を受ける。ホリイは、生命を実験に利用した彼らに良い感情を持っていなかったが、イルマ隊長からの命令で、協力してメタモルガの対処法を探ることになる。
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