あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月3日」(2015年)。
Xio日本支部の特捜班隊長である神木正太郎。彼は、自分の一人娘と、何年も口を聞いていなかった。ある日、娘から結婚式の招待状が届く。わだかまりを解消するためにも、神木隊長は結婚式に向かう決意をするが、その当日に怪獣が現れてしまう。
娘から結婚式の招待状が届く
神木隊長の妻は、裕美が幼いころに亡くなっていた。しかし、怪獣から人々を守る仕事をしていた神木隊長は、妻の死に目に立ち会えなかった。幼い裕美は、亡くなる直前の母親に「絵を描いて」と言われるが、その絵は涙を流す母娘の絵だった。神木隊長は罪悪感から、今でもその絵を持ち歩いている。
結婚式は、翌日だった。裕美とは何年もまともに会話をしていない神木隊長だったが、事情を聞いた橘副隊長に促され、娘の勤務する自動車販売店に向かう。ぎこちなく話をはじめる神木隊長と裕美。相手はどんな男性かと聞く父親に、裕美は「家族を大事にしてくれる人」と答える。裕美は、神木隊長の仕事が「家族よりも優先するべき仕事」だと頭では分かっているが、実際にそうされると辛いと漏らすのだった。
すると、神木隊長のジオデバイザーに、ゴメス(S)が出現したと連絡が入る。裕美のもとを離れ、仕事に戻る神木隊長。Xioは戦闘を開始。大地もウルトラマンエックスにユナイトして戦うが、ゴメス(S)は地中に逃げてしまう。