3月24日 帰ってきたウルトラマン キング・ボックルが地上侵攻を開始する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月24日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月24日」(1972年)。
キング・ボックルと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

地底科学センターが何者かに襲撃され、上野隊員の恩師である、小泉博士の自殺報道が流れる。その犯人は、地底に住むキング・ボックルだった。自らの存在を知られたキング・ボックルは、地上への侵攻を開始する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

地底科学センターが襲撃を受ける

1972年3月24日は『帰ってきたウルトラマン』第50話「地獄からの誘い」が放送された日です。地底科学センターが何者かの襲撃を受け、地面に埋没してしまう事件が発生。その後、地底科学の権威である小泉博士が湖で投身自殺したという報道が流れた。小泉博士は上野隊員の幼いころからの知り合いで、恩師と呼べる人だった。博士が自殺したとは信じられない上野のもとに、博士の一人娘であるチドリから連絡が入る。

上野と同じく、父が自殺したとは思えず何か事情があると考えるチドリ。彼女の通う学校に出向き、上野はふたりで調査を行おうとするが、突如かまいたちが発生しチドリの体が宙に浮かんでしまう。その後、小泉博士が姿を消した湖にやってきた上野たちであったが、今度はチドリの足元が崩れ、崖から落ちそうになってしまう。チドリによると、少し前から彼女のいく先々で事故に見舞われるようになったという。その後も、マットビハイクルで走行中に崖崩れが発生し危うくふたりは生き埋めになるところだった。

日が暮れ、上野はチドリをMAT本部で保護することを決める。チドリは住んでいる寮にそのことを連絡しようと公衆電話に向かうが、チドリの入った公衆電話ボックスは地中に引き摺り込まれるように地面に埋まり始めた。さらに、チドリのピンチに気づいた上野を謎の男が銃で襲撃。上野はマットガンで射撃を行い、男の動きを止めてチドリを救出。男の顔を見ようと駆け寄ると、なんとその男は小泉博士であった。
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