あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月24日」(1972年)。
地底科学センターが何者かに襲撃され、上野隊員の恩師である、小泉博士の自殺報道が流れる。その犯人は、地底に住むキング・ボックルだった。自らの存在を知られたキング・ボックルは、地上への侵攻を開始する。
地底科学センターが襲撃を受ける
上野と同じく、父が自殺したとは思えず何か事情があると考えるチドリ。彼女の通う学校に出向き、上野はふたりで調査を行おうとするが、突如かまいたちが発生しチドリの体が宙に浮かんでしまう。その後、小泉博士が姿を消した湖にやってきた上野たちであったが、今度はチドリの足元が崩れ、崖から落ちそうになってしまう。チドリによると、少し前から彼女のいく先々で事故に見舞われるようになったという。その後も、マットビハイクルで走行中に崖崩れが発生し危うくふたりは生き埋めになるところだった。
日が暮れ、上野はチドリをMAT本部で保護することを決める。チドリは住んでいる寮にそのことを連絡しようと公衆電話に向かうが、チドリの入った公衆電話ボックスは地中に引き摺り込まれるように地面に埋まり始めた。さらに、チドリのピンチに気づいた上野を謎の男が銃で襲撃。上野はマットガンで射撃を行い、男の動きを止めてチドリを救出。男の顔を見ようと駆け寄ると、なんとその男は小泉博士であった。