4月21日 ウルトラマンA 少年に化けた超獣バキシムが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月21日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月21日」(1972年)。
ウルトラネオバリヤーでバキシムの攻撃を防ぐウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

パトロール中に超獣を目撃した夕子。しかし、仲間の隊員たちはそれを信じてくれない。北斗は夕子が見たと言う少年の跡を追うと、そこには老夫婦が暮らしていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

夕子が超獣を発見

1972年4月21日は『ウルトラマンA』第3話「燃えろ!超獣地獄」が放送された日です。タックアローでパトロールに出た夕子は、鬼ヶ岳で黄色い帽子を持ち、手を振る少年を発見。夕子は手を振ってそれに応えた。すると、突如空が割れ、超獣・バキシムが出現。バキシムは少年が渡っていた橋を破壊すると、近くを飛行していた旅客機も襲撃。旅客機は墜落してしまう。

現場に到着したTAC。しかし、超獣の姿は見えず、夕子は雲を超獣と見間違えたのだろうと言われてしまう。さらに、夕子は少年に手を振るために機体を反転させたことを咎められ、謹慎処分を言い渡される。しかし、北斗は夕子が言っていた黄色い帽子を発見。名前が書いてあったため、近くの民家を訪ね少年のことを聞こうとする。

民家には老夫婦が住んでおり、帽子の持ち主である少年・司郎は彼らの孫らしい。北斗は司郎が超獣に襲われた可能性があると話すが、老夫婦はその話を信じず、家に招き入れて酒を振る舞いはじめる。この村の人々は、故郷を捨てみな都会に出ていってしまった。彼らの息子夫婦も都会に住んでおり、今は司郎だけがこの村にやってきているらしい。
次のページへ バキシムの正体は…
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