1967年1月22日は『ウルトラマン』第28話「人間標本5・6」が放送された日です。奥多摩の峠でバスが転落する事故が相次いで発生。事故は、決まって正午に発生するという不可解なものだった。科学特捜隊のムラマツキャップとイデ隊員が実際にバスに乗って調査していると、バスは本当に崖から転落してしまう。
バスから投げ出されたムラマツキャップは気絶してしまうものの、奇跡的に無傷で意識を取り戻す。近くに倒れている、バスに同乗していた女性を助けて、大破したバスの様子を見にいくムラマツキャップだったが、どういうわけかバスには誰も乗っていなかった。
現場にいた警官によると、バス事故からはもう1時間経過しているらしい。さらにイデは骨折したものの、それ以外の乗客はかすり傷程度の被害で、すでに引き上げたという。女性と戻ろうとするムラマツキャップだったが、その女性はどこかに向かってしまう。女性の行く先は、宇宙線研究所のようだった。ムラマツキャップは女性を怪しみ、本部のフジ隊員に女性を尾行することを連絡するが、その最中に足を滑らせ崖から転落してしまう。
ムラマツキャップと連絡が取れなくなってしまったハヤタたちは、ハヤタが臨時の指揮官となり、フジとアラシ隊員にムラマツキャップの捜索を指示する。一方、イデが搬送された峠近くの病院には、ひとりの男性が助けを求めにきていた。男性は宇宙線研究所の職員で、研究所が「ダダ」という宇宙人に占領されたというのだ。