しかし、状況を説明した男性の体は透けていくように姿を消してしまう。男性は宇宙線研究所のダダAのもとに転送されてしまったのだ。ダダAは同胞と通信を開始。人間を「標本」にして、かならず6体集めるよう通信相手の同胞から指示される。さらに、ダダAはバス事故に遭遇した女性が宇宙線研究所に向かっていることを察知し、転送した男性に憑依して女性と接触する。
この女性は、中央宇宙原子力研究所の技官で、宇宙線研究所から届くはずの報告書がまだ上がってこないため、受け取りに来ていたのだ。男性に憑依したダダAは、女性の知力と生命力をチェックして標本に適していると判断する。
一方、女性は机に「SOS」と書かれているのを発見し、何かが起きていることを察する。それに気づいたダダAは女性を襲おうとするが、そこに女性を追ってきたムラマツキャップが撃ったスーパーガンを受けてダダAは正体を現した。
ダダAはムラマツキャップたちを追い詰めるも、標本にするためのミクロ化器が故障していることに気づき、いったん撤退する。ムラマツキャップは本部で待機しているハヤタに、自分たちがダダから逃げていることを連絡すると、ハヤタはウルトラマンに変身して現場に急行するのだった。
ダダAはウルトラマンが向かってきていることを同胞から聞き、巨大化して迎え撃とうとする。激突するウルトラマンとダダA。ダダAはダダBと入れ替わり、ウルトラマンを倒そうとするも、戦闘力ではウルトラマンが圧倒していた。スペシウム光線を頭部に受けたダダAはウルトラマンと戦うことを諦め、ムラマツキャップたちを標本にすることを優先し、人間大サイズになったダダCがムラマツキャップたちの前に現れる。