あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月28日」(1975年)。
新たな円盤生物・ブラックエンドが現れた。レオを当てにするトオル少年に、強さを知ってほしいゲンは、ついに自分の正体を明かし、最後の戦いに挑む。
ブラックエンドが現れる
そして、百子が見たがっていた故郷の黒潮島を見せたいとゲンにせがみ、ふたりはカオルと百子の写真を持って海に向かった。しかし、その道中で突如地震が発生。地面の中から怪獣・ブラックエンドが現れた。ブラックエンドが自分を呼んでいることに気づいたゲンは、トオルに逃げるよう促す。しかし、トオルはゲンと離れたくないと言い、「きっとレオが助けにきてくれる」とその場を動こうとしなかった。
しばらくすると、ブラックエンドは姿を消した。すっかりレオのことを当てにしてしまっているトオルに、ゲンは「父親がツルク星人に殺されたとき、カオルと百子がシルバーブルーメに殺されたとき、トオルは自分が仇を取ると言ったじゃないか」と訴える。しかし、トオルは自分を真剣に見つめるゲンから、目を逸らしてしまうのだった。
その後、ゲンたちと美山一家は帰宅。長女のいずみは軽い怪我を負っていた。いずみは「円盤生物はレオを狙って地球にやってくる」と言葉を漏らす。母親の咲子は「レオが悲しむ」といずみをたしなめるが、それを聞いたゲンは、地球には自分がいないほうがいいのではないかと考えるのだった。