10月26日 ULTRASEVEN X 人間に寄生し増殖する怪獣ペジネラ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月26日(2007年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月26日」(2007年)。
ペジネラと戦うULTRASEVEN X  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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『ULTRASEVEN X』は、『ウルトラセブン』40周年記念作品として2007年10月5日から放送が開始された。大人をターゲットに、深夜帯に放送された作品で、『ウルトラQ dark fantasy』など、過去にも深夜帯に放送された作品はあったものの、ウルトラヒーローが登場する作品としては、本作が初である。

機能性化学薬品「シャイナー05」の使用者がミイラ化するという事件が発生する。地球に侵入したエイリアンの抹殺を目的とする国家的秘密組織・DEUSに所属するジンとケイは、潜入捜査官のエスとともにシャイナー05を製造しているナノサイバーテック社の捜査を開始する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎のミイラ事件

2007年10月26日は『ULTRASEVEN X』第4話「DIAMOND “S”」が放送された日です。街で、人がミイラ化し死亡するという奇怪な事件が頻出していた。DEUSのジンと相棒のケイは、エスというエージェントと共に捜査を行うよう指令を受ける。エスを屈強な男性だと予想していたケイだったが、実際のエスは若い女性だった。

エスはすでに捜査を進めており、被害者たちはみな機能性化学薬品「シャイナー05」の購入者であることがわかっていた。シャイナー05は、ナノサイバーテック社が開発した脳の活動分野を飛躍的に向上させるという、最近噂の薬品だ。実際にジンたちが使用者の調査を行うと、気弱なサラリーマンが敏腕のヘッジファンドマネージャーに、平凡な主婦が優秀なデイトレーダーになるなど、能力を開花させていた。

DEUSの司令部は入手困難となっているシャイナー05を手に入れ分析するが、それ自体にはとくに怪しい成分は見られない。ジンは、シャイナー05は人間の体内に入ることではじめて効果を発揮するのだと推測する。その後、ジンとケイは取材と偽り、ナノサイバーテック社に潜入。社長と秘書に接触するが、そこにはエスが社員として潜入していた。

エスは、社長と秘書がエイリアンであることを突き止めた。しかし、「半端な情報は危険を招く」と考え、確証が取れるまでジンたちには情報共有はしないと言う。その後、エスはナノサイバーテック社の奥に固く閉ざされた部屋を発見。中に入ろうとするが、そこに社長が現れる。社長は、エイリアンに脳を寄生されていた。エイリアンは銃を向けるエスに、自分を撃てば寄生している人間が死ぬと脅す。
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