11月8日 ウルトラマンレオ 花咲か爺さんの正体は異星人だった!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月8日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月8日」(1974年)。
バーミン星人と戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

銀色の灰を蒔くことで、まるで花咲か爺さんのように、街に花を咲かせて回る老人がいた。そして、同じころ、子どもたちが突如眠りに落ち、目を覚まさなくなる事件が発生。そんな中、兄妹喧嘩をした梅田トオルは、妹のカオルに謝るため、老人から花をもらうのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎の花咲か爺さん

1974年11月8日は『ウルトラマンレオ』第31話「日本名作民話シリーズ!地球を守る白い花 花咲か爺さんより」が放送された日です。街にひとりの老人が現れた。老人がキラキラ光る銀色の灰のようなものを蒔くと、木や建物など、さまざまな場所に花が咲いた。老人を面白がり、多くの子どもたちが彼の後をついていったが、子どもたちは老人に促されて花の香りを嗅ぐと、その場で眠ってしまう。

MACは子どもが眠りに落ち、目を覚まさない異常事態に気づくも、犯人が老人であることには辿り着けていなかった。ダンたちはこの「眠り病事件」の調査を開始する。一方、梅田トオル、カオルの兄妹は、道端で花を見つける。枯れそうな花を見たカオルは、その原因を空気が悪いからだと考えた。そして、一度帰宅するとハーモニカを買うために貯めていた貯金を崩し、植木鉢を購入。止める兄の意見を聞かず花を家に持って帰った。

カオルは、その花をとても気に入っていた。その後、夕食の際、トオルがごはんを喉につまらせてしまう。ちょうど花にやるために、コップに水をためていたカオルだったが、「これはお花のだもん」と言って、苦しそうなトオルを無視して花に水をやってしまう。これに怒ったトオルは、植木鉢を破壊。カオルは家を出ていってしまう。

カオルは花を空き缶に入れて、城南スポーツクラブでゲンを待っていた。MACでの任務を終えてスポーツクラブに戻ってきたゲンは、いったんカオルを泊めることに。カオルは「トオルが病気になっちゃえばいいのに」と呟くのだった。
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