11月7日 ザ☆ウルトラマン 巨大ロボット怪獣・メガザウラが襲来!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月7日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月7日」(1979年)。
メガザウラと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

地球侵略を画策するバビラー星人は、細かいパーツに分けたロボット怪獣・メガザウラを地球に送り込む。しかし、そのパーツのひとつを偶然にもヘンリー・ニシキ教授が入手する。ニシキ教授は、第28話「新キャップが来た!!」にてアキヤマキャップに代わり、新たに科学警備隊のキャップとなった、ゴンドウ大助キャップのもとを訪れようとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

バビラー星人がメガザウラのパーツを送り込む

1979年11月7日は『ザ☆ウルトラマン』第32話「宇宙からの物体X」が放送された日です。ある日の夜、地球の全域にわたってレーダーに異常が発生し、一時的に使用不能になる。原因は太陽の黒点がもたらした磁気嵐によるものだったが、地球侵略を目論むバビラー星人は、この一瞬の出来事を利用し、ロボット怪獣・メガザウラを地球に送り込んでいた。細かいパーツに分けられたメガザウラは地上に落下。バビラー星人たちはパーツの回収を開始する。

しかし、夜明けが近づいても、最後の1個が発見できない。バビラー星人はパーツの探索を切り上げ、身を隠した。一方、科学警備隊に、何度かヒカリたちとともに行動したことがある、ヘンリー・ニシキ教授が向かっているという連絡が入る。ニシキ教授は、優秀ながら自由人な人物で、とくにトベ隊員は振り回されていた。

すると、ニシキ教授が乗る飛行機が、バビラー星人に襲われてしまう。メガザウラのパーツの反応が、ニシキ教授の飛行機から出ているのだ。ニシキ教授は科学警備隊に救助を求め、ヒカリたちは現場に急行。ニシキ教授を救出し、科学警備隊の極東ゾーン基地に連れていく。アキヤマキャップに代わって新しい隊長が就任したことは知っているものの、それがゴンドウキャップであることを知らないニシキ教授。「でかいの」と、他の隊員たちのようにあだ名で呼ぶニシキ教授に対し、ゴンドウキャップは少し悪ふざけをして、自分が一般隊員であるかのように振る舞う。
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