8月21日 ウルトラマンガイア ゾグ降臨! 地球怪獣が立ち上がる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月21日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月21日」(1999年)。
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ウルトラマンガイア(右)とウルトラマンアグル(中央)の前に降臨した、ゾグ(第1形態)(左)  ©円谷プロ
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

根源的破滅招来体が送り込んだ、無数の破滅魔虫 ドビシは、その中の複数体が一体化し、カイザードビシに変貌。ガイアとウルトラマンアグルは奮戦し、なんとかそれを撃破する。しかし、ドビシたちは次々と一体化し、複数のカイザードビシが現れる。絶体絶命のなか、突如眩い光とともに天使が現れ、カイザードビシを一瞬で撃破する。人々は神々しいその姿に希望を見出すが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゾグ(第1形態)が地球に降臨する

1999年8月21日は『ウルトラマンガイア』第50話「地球の叫び」が放送された日です。ウルトラマンガイアとウルトラマンアグルの窮地を救ったのは、天使だった。人々はその姿に見惚れ、アグルも手を伸ばし引き寄せられるように近づいていく。しかし、天使は突如アグルを攻撃。アグルは凄まじい衝撃を受け、大ダメージを負ってしまう。それは、天使などではなく、根源的破滅招来体の送り込んだゾグ (第1形態)だったのだ。

仲間のカイザードビシを倒し、わざと人々に希望を与えたうえで、それを打ち砕くという悪辣なゾグ(第1形態)。ガイアとアグルは攻撃を仕掛けようとするが、敵の能力に翻弄され完全にエネルギーを奪われ、戦闘不能になってしまった。さらに、戦いを中継していたテレビ局・KCBの報道クルーである田端健二と井上倫文は、ガイアとアグルの変身が解除される瞬間を撮影、放送してしまう。ウルトラマンが人間であることが、世界中に広まってしまったのだ。

すると、我夢が作った人工知能であり、これまで我夢と秘密を共有していた数少ない仲間であるPALが、XIGファイターEXでゾグ(第1形態)に突撃。特捜チーム・XIG(シグ)の隊員たちもそれに続く。攻撃を受けたゾグ(第1形態)は、どこかに消えていった。

気を失っていた我夢は、大学の友人の自宅で目を覚ました。ガイアの正体が我夢であることをテレビで知った友人たちが助けにきたのだ。しかし、報道陣が我夢の居場所を突き止め、押し寄せてきた。我夢たちは友人たちとともに脱出し、KCBの報道クルーたちに助けられる。
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