あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月21日」(1999年)。
根源的破滅招来体が送り込んだ、無数の破滅魔虫 ドビシは、その中の複数体が一体化し、カイザードビシに変貌。ガイアとウルトラマンアグルは奮戦し、なんとかそれを撃破する。しかし、ドビシたちは次々と一体化し、複数のカイザードビシが現れる。絶体絶命のなか、突如眩い光とともに天使が現れ、カイザードビシを一瞬で撃破する。人々は神々しいその姿に希望を見出すが……。
ゾグ(第1形態)が地球に降臨する
仲間のカイザードビシを倒し、わざと人々に希望を与えたうえで、それを打ち砕くという悪辣なゾグ(第1形態)。ガイアとアグルは攻撃を仕掛けようとするが、敵の能力に翻弄され完全にエネルギーを奪われ、戦闘不能になってしまった。さらに、戦いを中継していたテレビ局・KCBの報道クルーである田端健二と井上倫文は、ガイアとアグルの変身が解除される瞬間を撮影、放送してしまう。ウルトラマンが人間であることが、世界中に広まってしまったのだ。
すると、我夢が作った人工知能であり、これまで我夢と秘密を共有していた数少ない仲間であるPALが、XIGファイターEXでゾグ(第1形態)に突撃。特捜チーム・XIG(シグ)の隊員たちもそれに続く。攻撃を受けたゾグ(第1形態)は、どこかに消えていった。
気を失っていた我夢は、大学の友人の自宅で目を覚ました。ガイアの正体が我夢であることをテレビで知った友人たちが助けにきたのだ。しかし、報道陣が我夢の居場所を突き止め、押し寄せてきた。我夢たちは友人たちとともに脱出し、KCBの報道クルーたちに助けられる。