あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月8日」(2001年)。
ドイガキ・コウジ隊員の大学時代の友人である、吉井ユカリが発見した謎の青銅像。それは、人間のストレスを吸収するものだった。しかし、古代と違い、ストレスを溜め込んでいる人が多い現代に解き放たれてしまった青銅像は、ストレスを吸収しすぎて巨大化。ゲシュートとなって暴れてしまう。
不思議な青銅像とケースが発見される
すると、ヒウラ・ハルミツキャップとミズキ・シノブ副隊長が会議を終え、戻ってきた。防衛軍とチームEYESの意見がぶつかり、ふたりとも胃を痛くしていたようだ。さらに今度は、装備の点検時にムサシとフブキ・ケイスケ隊員の間で、意思疎通のずれが生じてしまい、喧嘩をはじめてしまった。このように、現代人はみな、ストレスを抱えて生きているのだ。すると、ドイガキのもとに、頼みがあるとユカリから連絡が入る。
城南大学にやってきたムサシとドイガキ。頼みとは、遺跡で発見された青銅像が収められたケースを調べてほしいというものだった。そのケースはガラスでできており、ユカリによると、発見された遺跡の年代にガラスが存在するのはおかしいらしい。そして、なぜかそのガラスケースは開かないという。
ドイガキはケースを持ち上げると、それはいとも簡単に開けることができた。しかし、それと同時に、ドイガキとムサシは気分がスッと軽くなったような感覚を覚える。