あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月7日」(2019年)。
公園で絵を描いている、小田という男性と知り合ったヒロユキ。しかし、小田の正体は、かつて相棒の怪獣とともに宇宙にその名を轟かせたナックル星人オデッサだった。戦いを捨て、穏やかに生きることを決めていた小田だったが、彼の心の奥底に残っていた闘争心に、ウルトラマントレギアが火をつけてしまう。
小田の正体はナックル星人オデッサだった
元気を取り戻したヒロユキは、夜中に地鳴りがするという市役所からの依頼を受け、宗谷ホマレとともに現場に向かった。一方、小田のもとにウルトラマントレギアの人間態である、霧崎が現れる。霧崎は、小田の正体がナックル星人オデッサであることを知っていた。そして、「ブラックキングとともに戦いに身をささげることが、きみの願いなのだ」と言葉をかける。
小田は、戦いを捨て地球で穏やかに暮らしていたが、相棒であるブラックキングの卵を残していた。霧崎は、それを理由に小田の戦いへの渇望心を煽る。一方、謎の反応を探知してヒロユキたちがその場にやってきた。ブラックキングの卵が反応を示していたのだ。しかし、小田がブラックキングの卵の鼓動を抑えると反応は消滅。ヒロユキたちは収穫がないまま、その場をあとにする。