11月20日 ウルトラマン 2大怪獣バニラとアボラスが復活!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月20日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月20日」(1966年)。
激突するバニラ(右)とアボラス(左)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

工事現場で発見された謎のカプセルには、怪獣・アボラスが封印されていた。さらに、カプセルはもうひとつ存在しており、そこから怪獣・バニラも現れる。科学特捜隊は2体の怪獣を互いに引き寄せ戦わせようと考える。果たして勝つのは、バニラかアボラスか!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎のカプセルが出土

1966年11月20日は『ウルトラマン』第19話「悪魔はふたたび」が放送された日です。東京のビル工事現場で謎のカプセルが出土し、科学警備隊は宇宙考古学の権威である福山博士とともに現場に向かった。それは未知の金属でできており、付着していた貝の化石は福山博士によると3億5000年前のものらしい。さらに、福山博士はこれが古代人によるタイムカプセルであると考えていた。中には青い液体と金属板が入っており、金属板は福山博士が、液体は同じく現場にきていた石岡博士の鉱物試験場で調査が行われることになる。

回収を終えその場をあとにした科学特捜隊。しかし、その現場には赤い液体が入ったもうひとつのカプセルがあった。そのカプセルは、工事現場の作業員にも気づかれずダンプカーで土砂とともに運び去られてしまう。その後、ハヤタとイデ隊員は福山博士の研究所を訪れる。金属板は何か文字が描かれた「書類」であると思われたが、どうやっても肝心の文字を見つけることができない。

すると、イデが金属板で光を反射させることで、文字が見える仕掛けになっていることを偶然発見。その文字は太古に沈んだといわれている「ミュー帝国」のもので、すぐに解析が行われることになる。一方、東京の北部で落雷が発生。それは赤い液体の入ったカプセルに落ち、液体は怪獣・バニラに変貌してしまう。
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