あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月17日」(1971年)。
小型の怪獣・クプクプが捕獲され、MATに爆破された。しかし、怪獣好きの少年・明夫はクプクプの体の破片をこっそり持ち帰り、自宅マンションの壁に貼り付ける。すると、その破片は怪獣の絵のようになり、やがて本物の怪獣に変貌を遂げた。
MATの手で宇宙怪獣クプクプが爆破!
自宅のマンションに帰宅した明夫は、クプクプの体の破片を壁に貼り付け、話しかける。その後、明夫がおやつを食べにその場を離れると、その破片はシミのように広がり壁の中に溶けていく。明夫が戻ったとき、壁には横向きの怪獣の絵が完成していたのだった。
しかし、明夫はそのことに驚きもせず、あっさり人間に捕まって倒されたクプクプを、情けないと思い説教。さらに、強くなるよう怪獣の体の特徴をアドバイスする。すると、壁の絵は明夫の言ったとおりにクプクプの姿から凶暴な怪獣に変化していったのだった。明夫は、絵の怪獣にキングストロンと名前を付ける。