あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月16日」(2006年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
2008年9月16日は、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』が公開。メビウスがウルトラ兄弟たちと協力し、ヤプールの怨念が生み出したUキラーザウルス・ネオを撃破しました。しかし、映画公開初日に放送された『メビウス』第24話ではヤプールが早くも復活。ミライを仲間たちから孤立させようと画策します。
異次元人ヤプールがまたもメビウスを狙う!
当日、GUYS市民感謝デーは大盛況となった。しかし、ミライは怪しい赤い目を持つ客の男性から「赤い雨が、我ら復活の前触れだ」というメッセージを受け取る。さらに、他の来場客たちからもつぎつぎと悪意のある言葉を向けられた。だが、そのメッセージはミライにしか聞こえていなかった。突然大声を出したミライに驚く来場客たち。その後、異常なエネルギー反応とともに赤い雨が降り出した。ミライとアイハラ リュウ隊員が調査に向かうと、空が割れそこから超獣バキシムが姿を見せる。リュウを拉致したバキシムに対し、ミライはメビウスに変身しようとしたが、バキシムの攻撃を受けてリュウを助けることはできなかった。
気絶してしまったミライは、病院で目を覚ます。付き添ってくれていた隊員たちにリュウのピンチを伝えるが、どういうわけかリュウは無傷で、「何も異変はなかったじゃないか」と語る。しかし、先日のGUYS市民感謝デーでミライにメッセージを送ってきた人たちと同じように、目を赤く光らせたリュウは、自分がヤプールであることを明かす。リュウはヤプールに操られていたのだ。しかし、それを証明する証拠はない。今のミライにできることは、何もなかったのだった。