8月25日 ウルトラセブン 宇宙人が団地の住民にすり替わる!? フック星人の陰謀

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」8月25日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月25日」(1968年)。
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フック星人と戦うウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


K地区にある「ふくろう団地」に住むサラリーマンの佐藤は、酔って帰宅した深夜、家族や隣人から「誰なのか知らない」と言われてしまう。佐藤が対面した人々は、夜行性であるフック星人が地球侵略のために成り代わったものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

あなたはだぁれ?

1968年8月25日は『ウルトラセブン』第47話「あなたはだぁれ?」が放送された日です。時間は深夜2時。サラリーマンの佐藤という男性は、酔っ払ってK地区にある「ふくろう団地」の自宅にタクシーで帰宅する。鍵を忘れたのか、チャイムを鳴らし妻に扉を開けてもらおうとするが、出迎えた妻は「どちら様ですか?」と言い出した。遅くに帰ってきたことを怒っているのかと思う佐藤だったが、妻は一向に家に入れようとせず、息子も佐藤のことを知らないと言う。

妻に締め出されてしまった佐藤。どういうわけか、お向かいさんや毎日挨拶をしている、ふくろう団地にあるポリスボックスの警官も佐藤のことを認めてくれない。途方に暮れる佐藤。すると、怪しい影とウルトラ警備隊のウルトラホーク1号を発見する。ウルトラ警備隊は、K地区で怪しい音波を検知して調査にきていた。しかし、音波は消えてしまいキリヤマ隊長は帰還指示を出す。一方、佐藤はウルトラ警備隊に助けを求めようと思いつき、公衆電話で電話をかける。電話をとったフルハシ隊員は佐藤の通報を「家庭のいざこざ」と受け止め相手にしなかったが、佐藤の前に3体の宇宙人が出現。佐藤は気絶してしまうのだった。

電話が切られる直前、佐藤が宇宙人を見たという言葉を残したことを聞いたダンは、電話の録音を再生。そこには、K地区で感知されていた怪しい音波が録音されていた。翌日、ふくろう団地に調査にやってきたダンとフルハシ。佐藤は帰っていないらしく、妻や派出所の警官は佐藤と会っていないと言う。昨夜ここで何かが起こり、それは謎の音波と関係があるに違いない。ダンとフルハシはその夜からふくろう団地の張り込みを開始する。
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