9月3日 帰ってきたウルトラマン 夢の島のゴミ処理場からゴキネズラが現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」9月3日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月3日」(1971年)。
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ゴキネズラと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

加藤勝一郎隊長が転任になり、伊吹 竜新隊長の着任を待つことになったMAT。そんななか、夢の島で大規模な自然発火が起きる。郷は独断で消火剤を使用し、火災を鎮火させるが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

加藤隊長が転任になる

1971年9月3日は『帰ってきたウルトラマン』第22話「この怪獣は俺が殺る」が放送された日です。地球防衛庁からの辞令で、加藤隊長はMAT宇宙ステーションに転任になった。郷の運転で送り出される加藤隊長。後任は、加藤隊長の元上官である伊吹 竜になることが決まっていた。優秀な人物として知られている伊吹が隊長になるということは、MATが高く評価されているからだと郷に語る加藤隊長。その伊吹新隊長は、現在の勤務先であるニューヨークのゴミ処理場での事件に対応しており、到着が遅れていた。ニューヨークでの事件は奇妙な点が多く、MAT隊員は伊吹新隊長が着任したら事情を聞こうと考えていた。

一方、加藤隊長を見送った帰り道で、郷はポリバケツを被って遊んでいる坂田次郎少年とその友人と遭遇。すると、そのポリバケツがまるで腐ったように脆くなっていることに気づく。不審に思った郷は、バケツが捨ててあったゴミ処理場である夢の島を訪れ、職員に案内してもらう。47万㎡の夢の島。この10年間で東京都23区の人口は1.4倍に増え、そこから出るゴミの量は2.5倍に増えた。夢の島には、東京都民が出すゴミの半分である6700トンのゴミが毎日運び込まれているらしい。

プラスチックはゴミ焼却炉を痛めるため、そのまま埋立地に運び込まれていた。しかし、ここ最近は何者かによってプラスチックのゴミだけが盗み出されているようで、その量が日に日に減っていた。すると、郷は地面から煙が出ているのを発見。メタンガスが発生しており、地下はかなりの熱を持っているらしい。
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