3月14日 ウルトラマンレオ 恐怖の赤いてるてる坊主・ノーバが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月14日(1975年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月14日」(1975年)。
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ノーバと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

両親を失い、さらに残った肉親である妹も円盤生物の攻撃によって亡くしてしまった梅田トオル少年。彼は、もうすぐ行われる授業参観が嫌でたまらなかった。そんなトオルに、新たな円盤生物・ノーバが近づく。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

てるてる坊主に雨が降ることを願うトオル

1975年3月14日は『ウルトラマンレオ』第49話「恐怖の円盤生物シリーズ! 死を呼ぶ赤い暗殺者!」が放送された日です。妹のカオルや、両親を失った自分の面倒をみてくれていた山口百子を亡くしたトオルは、ゲンとともに美山家に身を寄せていた。明日は授業参観の日だったが、トオルは美山家の次女・あゆみが母親に甘えるのを見て悲しくなってしまう。また、授業参観日に向けて図画の宿題が出されていたが、トオルは「自画像だ」と言って恐ろしい顔をした、赤いてるてる坊主の絵を描くのだった。

美山家の長女・いずみはトオルのことを想って彼を咎めるが、怒られたトオルは家を飛び出してしまう。そこで、トオルはてるてる坊主が落ちていることに気づき、拾い上げた。そのてるてる坊主の目が一瞬赤く光ったのをトオルは怪訝に思うが、そのままてるてる坊主を持っていく。

トオルはてるてる坊主に、明日、授業参観が中止になるほどの大雨を降らすよう願い、公園の木の枝にくくりつける。すると、ゲンがやってきた。ゲンに連れられて、美山家に帰るトオル。一方、残されたてるてる坊主のところに、酔っ払いの男性がやってくる。男性はボクシングのサンドバッグのようにてるてる坊主にパンチをして遊んでいると、突如白かったてるてる坊主は真っ赤に変色し、赤い霧を噴射。男性は凶暴化してしまう。
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