8月21日 平成ウルトラセブン ガルト星人の思惑とは? ついにセブンが復活!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」8月21日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月21日」(2002年)。
ネオパンドンと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラセブン 誕生35周年 “EVOLUTION” 5部作』は、2002年5月22日より発売されたオリジナルビデオ作品で、“平成ウルトラセブン”と呼ばれる作品群の1シリーズである。前シリーズ『ウルトラセブン 1999最終章6部作』の最終話で、人類は別の惑星から地球にきた侵略者だったことが判明。ウルトラセブンはその事実を知ったうえで人類を守ったことで、「宇宙の掟」を破ってしまう。

地球防衛軍本部は、ほぼ全員が宇宙人に入れ替わられ、実権を掌握されていたが、ウルトラ警備隊の活躍で宇宙人の侵略計画は本部基地とともに崩壊した。一方、カザモリ・マサキの体には、以前一体化していたウルトラセブンの力が現れていた。馬の首暗黒星雲に捕らわれているセブンに交信しようと試みるカザモリ。しかし、新たな脅威が人類を襲う。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ガルト星人が出現

2002年8月21日は『ウルトラセブン 誕生35周年 “EVOLUTION” 5部作』第3話「ネバーランド」がリリースされた日です。ウルトラセブンが馬の首暗黒星雲に幽閉されそうになる直前、セブンはカザモリに力を授けていた。しかし、地球は新たな宇宙人による攻撃を受けており、カザモリはセブンに再び力を貸してくれるよう訴える。すると、セブンから「人類の敵となる存在」のビジョンを受信する。その姿は、人間の子どもだった。しかし、セブンとの交信はそこで終わってしまった。すると、カザモリの前に謎の宇宙人・ガルト星人が登場。ガルト星人は生物の進化の瞬間を目撃することが目的だと言う。そして、生物の進化に介入することは宇宙の摂理に反するとカザモリに語るのだった。

一方、地球防衛軍本部が機能を停止したことで、宇宙人たちは密かに人々の支配をはじめていた。宇宙人のコントロールによりその存在が人々に認識されなくなり、孤立したウルトラ警備隊。密かに活動を行っていたある日、ハヤカワ・サトミ隊員とともに食料調達に出かけていたキサラギ・ユキ隊員が泣いている女の子を発見。その女の子はユキたちを認識することができ、両親が自分のことをわからないと助けを求めてきた。さらに、シマ・ケイスケ隊員とミズノ・タクマ隊員の調査により、街中の携帯電話に人間の脳をコントロールする「ゼルダチップ」が埋め込まれ、人々がマインドコントロールされていることがわかる。

ウルトラ警備隊は、ゼルダチップに電波を送っている電波塔の破壊を計画。その後、カザモリはサトミ隊員と面会し、「今度の戦いは、今までで一番つらい戦いになるかもしれない」と語るのだった。そして、電波塔の攻撃が始まる。ユキがつれてきたマユコという少女はユキに懐いており、ユキが戦いに向かうことを悲しむ。一方、サイジョウ参謀率いる生き残りの地球防衛軍の隊員たちは電波塔に向かうも、そこに3人の少年が立ちふさがる。
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