大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。
あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか？ 今回取り上げるのは「４月19日」（1974年）。
あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか？ 今回取り上げるのは「４月19日」（1974年）。
レッドギラス（左）、ブラックギラス（右）と戦うウルトラマンレオ ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年４月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊ＭＡＣ（マック）のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、Ｌ77星が故郷で宇宙拳法の達人！ 得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン＝モロボシ・ダンがＭＡＣの隊長を務めていたことや、シリーズ後半「恐怖の円盤生物シリーズ」のハードなストーリー展開は、現在でもファンの間で語り草になっている。
モロボシ・ダン＝ウルトラセブンに誘われ、ＭＡＣに入隊したゲン。そこに、セブンの脚を負傷させ戦闘不能に追い込んだレッドギラス、ブラックギラスが現れた。ギラス兄弟による津波発生光線で東京が津波に飲み込まれるなか、レオは戦いを挑んだのだが……。
モロボシ・ダン＝ウルトラセブンに誘われ、ＭＡＣに入隊したゲン。そこに、セブンの脚を負傷させ戦闘不能に追い込んだレッドギラス、ブラックギラスが現れた。ギラス兄弟による津波発生光線で東京が津波に飲み込まれるなか、レオは戦いを挑んだのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日？
レオがギラス兄弟に敗北
1974年４月19日は『ウルトラマンレオ』第２話「大沈没！日本列島最後の日」が放送された日です。レッドギラス、ブラックギラスの双子の怪獣によって黒潮島が沈められてしまった。ゲンは、ダンの制止を振り切ってウルトラマンレオに変身。ギラス兄弟に戦いを挑む。しかし、そこにギラス兄弟を操るマグマ星人が出現。ギラス兄弟はマグマ星人からエネルギーをもらい、合体攻撃のギラススピンでレオを追い詰める。
大ピンチのレオ。その様子を見ていたダンは、命を縮めるリスクをはらむウルトラ念力を使用し、ギラス兄弟とマグマ星人を追い払うことに成功する。変身を解除し、ダンを気遣うゲン。しかし、ダンはゲンを一喝。「今度奴らが現れるとき、我々が守りきれなかったら日本は沈没する」と厳しい現実を告げたのだった。
さらに、ゲンとともに城南スポーツクラブでインストラクターを務める山口百子が、ギラス兄弟が暴れたことで車の下敷きになってしまい、意識不明の重体となっていた。闇雲に特訓を始めるゲンに、ダンは「スピンにはスピンだ」と新たな技を会得するよう指示を出す。
大ピンチのレオ。その様子を見ていたダンは、命を縮めるリスクをはらむウルトラ念力を使用し、ギラス兄弟とマグマ星人を追い払うことに成功する。変身を解除し、ダンを気遣うゲン。しかし、ダンはゲンを一喝。「今度奴らが現れるとき、我々が守りきれなかったら日本は沈没する」と厳しい現実を告げたのだった。
さらに、ゲンとともに城南スポーツクラブでインストラクターを務める山口百子が、ギラス兄弟が暴れたことで車の下敷きになってしまい、意識不明の重体となっていた。闇雲に特訓を始めるゲンに、ダンは「スピンにはスピンだ」と新たな技を会得するよう指示を出す。
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