9月15日 ウルトラマンコスモス ムードン出現! 隊員たちの夏休み争奪戦がはじまる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」9月15日(2001年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月15日」(2001年)。
ムードンと戦うウルトラマンコスモス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

夏の特別警戒期間が終わり、チームEYESの隊員たちは遅い夏休みを取ることに。しかし、休みはひとりずつ順番となっており、早く休みを取らなければ夏が終わってしまう! 休みを取る順番で揉めるなか、新たな怪獣が出現。事件解決に貢献した者が一番に休みを取ることが決まり、隊員たちは張り切るが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

隊員たちにもようやく夏休みが!?

2001年9月15日は『ウルトラマンコスモス』第11話「動け! 怪獣」が放送された日です。ムサシたちの活躍もあり、大きなトラブルもなく夏の特別警戒期間が終了。ヒウラ ハルミツキャップは隊員たちに夏休みを与えることを発表する。浮かれるムサシたちだったが、この間に怪獣が出現したら大変だ。そのため、夏休みはひとりずつ順番に取ることになる。しかし、後半になれば、もう秋休みだ。さらに、秋になれば次の特別警戒期間が始まり、休みを取れなくなってしまう。休みを取る順番を争い、バチバチになるムサシ、フブキ ケイスケ隊員、モリモト アヤノ隊員、ドイガキ コウジ隊員の4人。

そのとき、怪獣保護要請がEYESに届き、ムサシたちが出動することに。フブキが、「今回の出動で一番活躍した人が最初に夏休みを取るのはどうか」と提案すると、普段は司令室のあるトレジャーベースでオペレーターをしているアヤノまで、それを聞いて現場に向かう展開に。怪獣が現れたのは、トンネルの工事現場だった。トンネルの内部で怪獣と遭遇するムサシたちだったが、怪獣は暴れる素振りを見せず、眠ってしまう。

ムードンと名付けられた怪獣は鏑矢諸島で保護することになり、その旨をトンネルの建設業者に説明して、隊員たちはそれぞれが発案した作戦で、ムードンをトンネルから出そうとする。夏休みをかけて奮闘する隊員たちだったが作戦はどれも失敗。一方、独自に調査を行っていたミズキ シノブ副隊長がムサシたちを助けにやってきた。このトンネルの建設現場付近では数年前、新種の恐竜の化石が発見されていたが、その恐竜・ムラノクラフドンの復元予想図が、ムードンそっくりだったのだ。ムードンは、カオスヘッダーの残留エネルギーの影響で化石が怪獣化したものだと思われる。
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