あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月14日」(1980年)。
何をやっても一所懸命になれない4人の生徒たちに、バンド活動をやらせた猛。生徒たちはバンドにやりがいを見つけ練習に励むが、そんななか、音を食べる怪獣・ノイズラーが現れる。
音を食べる怪獣が出現
野崎教頭はバンドを解散させるよう、猛に指示する。しかし、この4人の生徒たちはどんなことにも集中力が続かず、三日坊主だったのに、猛が勧めたバンド活動だけには熱中していた。せっかくやりがいを見つけた生徒たちに、バンドを続けさせたいと思う猛。そこで、猛は新しい練習場所を探すことに。それまで、練習は中止となるのだった。
一方、街では怪獣・ノイズラーが出現、新幹線を襲撃していた。UGMは出撃し戦闘を開始。猛も招集され、地上から攻撃を行う。すると、ノイズラーは矛先を停車した新幹線から、飛び回るUGMのシルバーガルやスカイハイヤーに向けはじめた。猛は、ノイズラーが音に反応していると推測。オオヤマキャップに戦闘を止めるよう進言する。さらに、東京のあらゆる音を消すことを提案したのだった。
オオヤマキャップは関係各所を説得し、東京とその近郊で音を出さないよう要請する「東京エリアサイレント作戦」を決行。東京から音が消えたことで、ノイズラーは破壊活動をやめ、おとなしくなる。ノイズラーは、旅客機や新幹線の音を好んでいたのに対し、UGMのメカが出す音を嫌っていた。UGMは敵がおとなしくしている隙に、ノイズラーが好む音の性質を調べようとする。