2月13日 ウルトラQ 池から出現した岩が怪獣になる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月13日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月13日」(1966年)。
高熱の蒸気を吐くゴルゴス  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、毎日新報カメラマンの江戸川由利子、星川航空パイロットの万城目 淳、淳の助手の戸川一平たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作に登場した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球にきていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

富士山が噴火の兆候を見せていた。地元の警官は、富士の樹海に住む野生児・タケルを探し、逃げるよう伝えるが、突如池から謎の岩石が出現。それは一度爆破されるも、心臓の鼓動のように拡大・収縮する光る球体に破片が再合体して、怪獣・ゴルゴスとなった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

富士山が噴火する!?

1966年2月13日は『ウルトラQ』第7話「SOS富士山」が放送された日です。湖の水温が上昇するといった、富士山噴火の兆候が表れ、由利子と一平は火山研究所の早川技官のもとを訪れていた。由利子たちはそこで、富士の樹海に住む、タケルという野生児の話を聞きつけた。タケルに興味を持った由利子は、タケルが自分の弟なのではないかと考える女性を訪ねる。

女性によると、15年前、タケルは家族でハイキングにいった際、樹海で迷子になり、捜索したものの見つけることはできなかったという。一方、地元の警官は噴火の兆候を見せる富士山からタケルを避難させるために、一平や地元の子どもたちとともにタケルを探していた。すると、樹海でタケルを発見。警官はタケルを追いかけるが、タケルの身体能力は高く、見失ってしまう。

すると、突如地面が揺れ、吉野のお池のなかから巨大な岩石が噴き出してきた。その岩は、まるで生きているように鼓動している。路上に落ちた岩は爆破され、その破片はトラックで運ばれた。
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