大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。
あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか？ 今回取り上げるのは「７月14日」（2018年）。
あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか？ 今回取り上げるのは「７月14日」（2018年）。
ブラックキングと戦うウルトラマンブル フレイム（中央）とウルトラマンロッソ アクア（右） ©円谷プロ PHOTO/講談社
ニュージェネレーションウルトラマンシリーズ第６作の『ウルトラマンＲ／Ｂ（ルーブ）』は、兄の湊 カツミが変身するウルトラマンロッソと、弟のイサミが変身するウルトラマンブルの兄弟ウルトラマンが力をあわせて地球を守る。レギュラーの登場人物として、妹であり劇場版でウルトラマンへの変身も果たしたアサヒや、セレクトショップ「クワトロＭ」を経営する父親のウシオ、終盤から登場する母のミオなど、ホームコメディ要素も盛り込まれた作風だ。
ルーブジャイロとルーブクリスタルを手にし、謎の怪獣・グルジオボーンを撃破した湊兄弟。彼らはウルトラマンロッソとブルの能力を確かめるが、そのなかでふたりの意見は対立してしまう。さらに、新たな怪獣も出現。イサミが瓦礫の下敷きになってしまった。
ルーブジャイロとルーブクリスタルを手にし、謎の怪獣・グルジオボーンを撃破した湊兄弟。彼らはウルトラマンロッソとブルの能力を確かめるが、そのなかでふたりの意見は対立してしまう。さらに、新たな怪獣も出現。イサミが瓦礫の下敷きになってしまった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日？
ウルトラヒーローの力を調査する湊兄弟
2018年７月14日は『ウルトラマンＲ／Ｂ』第２話「兄弟の絆」が放送された日です。夜の綾香山にやってきたカツミとイサミ。ふたりは自分たちが変身したウルトラマンロッソとウルトラマンブルの能力を把握しようとしていた。早速変身し、体を動かすカツミたち。身体能力を確かめ、空を飛び宇宙まで行くことができるその力にイサミはテンションが上がる。一方で、カツミははしゃぐイサミを注意するが、突然ふたりのカラータイマーが点滅。意思とは関係なく変身が解除されてしまう。活動時間は約３分間、変身が解除されてすぐには再変身できないことをカツミたちは知ったのだった。
後日、湊家が経営するセレクトショップ「クワトロＭ」で父親のウシオが仕事をしていると、テレビで先日のグルジオボーン出現の事件が報道されていた。グルジオボーンが出現したのはアイゼンテック社が経営するアイゼンワンダーランド内ということで、社長の愛染マコトがインタビューを受けていた。愛染は人型の２体（ロッソとブル）と凶暴な１体（グルジオボーン）は別種の存在だとし、凶暴な１体を「怪獣」と呼んでいると言う。そして、人型の２体の呼び名を言おうとするが、レポーターに遮られてしまった。
その放送を見て、カツミはイサミにウルトラヒーローの力を世間には秘密にして、もっと慎重に行動するべきだと話した。グルジオボーン以外にも怪獣がいるかもしれない。自分たちがウルトラヒーローであることを世間に明かせば、怪獣と戦う責任が生まれてしまうのだ。しかし、それを聞いたイサミは「見損なった」と言って怒ってその場を去ってしまう。
後日、湊家が経営するセレクトショップ「クワトロＭ」で父親のウシオが仕事をしていると、テレビで先日のグルジオボーン出現の事件が報道されていた。グルジオボーンが出現したのはアイゼンテック社が経営するアイゼンワンダーランド内ということで、社長の愛染マコトがインタビューを受けていた。愛染は人型の２体（ロッソとブル）と凶暴な１体（グルジオボーン）は別種の存在だとし、凶暴な１体を「怪獣」と呼んでいると言う。そして、人型の２体の呼び名を言おうとするが、レポーターに遮られてしまった。
その放送を見て、カツミはイサミにウルトラヒーローの力を世間には秘密にして、もっと慎重に行動するべきだと話した。グルジオボーン以外にも怪獣がいるかもしれない。自分たちがウルトラヒーローであることを世間に明かせば、怪獣と戦う責任が生まれてしまうのだ。しかし、それを聞いたイサミは「見損なった」と言って怒ってその場を去ってしまう。
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