あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月14日」(2018年)。
ルーブジャイロとルーブクリスタルを手にし、謎の怪獣・グルジオボーンを撃破した湊兄弟。彼らはウルトラマンロッソとブルの能力を確かめるが、そのなかでふたりの意見は対立してしまう。さらに、新たな怪獣も出現。イサミが瓦礫の下敷きになってしまった。
ウルトラヒーローの力を調査する湊兄弟
後日、湊家が経営するセレクトショップ「クワトロM」で父親のウシオが仕事をしていると、テレビで先日のグルジオボーン出現の事件が報道されていた。グルジオボーンが出現したのはアイゼンテック社が経営するアイゼンワンダーランド内ということで、社長の愛染マコトがインタビューを受けていた。愛染は人型の2体(ロッソとブル)と凶暴な1体(グルジオボーン)は別種の存在だとし、凶暴な1体を「怪獣」と呼んでいると言う。そして、人型の2体の呼び名を言おうとするが、レポーターに遮られてしまった。
その放送を見て、カツミはイサミにウルトラヒーローの力を世間には秘密にして、もっと慎重に行動するべきだと話した。グルジオボーン以外にも怪獣がいるかもしれない。自分たちがウルトラヒーローであることを世間に明かせば、怪獣と戦う責任が生まれてしまうのだ。しかし、それを聞いたイサミは「見損なった」と言って怒ってその場を去ってしまう。