7月23日 イトウチーフが怪獣に!? 2大怪獣がウルトラマン80を襲う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月23日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月23日」(1980年)。
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ダロンと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

潮風島の調査に向かったイトウチーフが行方不明になり、猛たちは捜索を開始した。しかし、そこに怪獣・ラブラスが出現。謎の女性によると、ラブラスはイトウチーフが怪獣化してしまった姿らしい。さらに、タコのような怪獣・ダロンも現れる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

イトウチーフが行方不明になる

1980年7月23日は『ウルトラマン80』第17話「魔の怪獣島へ飛べ!!(前編)」が放送された日です。UGMの怪獣探査衛星が、潮風島の異変を捉えた。地球防衛軍の上層部は楽観視していたが、オオヤマキャップは調査することを進言。潮風島にはレジャー施設があり、休暇の名目で隊員が現地に向かうことが許可される。オオヤマキャップは猛を休暇兼調査任務につかせようとするが、イトウチーフが自分がいくと名乗りを上げ、単身、潮風島に向かったのだった。

しかし3日後、奇妙な音が鳴り、イトウチーフとUGMの通信が遮断。それ以降、イトウチーフと連絡が取れなくなってしまう。猛、ハラダ隊員、タジマ隊員は現場に急行。3人は別れ、それぞれイトウチーフの捜索を開始した。だが、イトウチーフはおろか、レジャー施設にも別荘地にも、なぜか人っ子一人いない。すると、怪獣の鳴き声が響き、ラブラスが出現。さらに、謎の女性も現れる。ラブラスは女性を摑むと、海の中に消えていった。

イトウチーフの通信機を発見した猛たち。すると、それまでもぬけの殻だったレジャー施設のプールに、観光客が溢れかえっている。不審に思った猛たちは観光客たちに話しかけるが、彼らはみな精気を失ったようなうつろな表情をしており、首元には謎のあざがあった。
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