9月1日 最終決戦迫る! 疲弊したウルトラセブンがパンドンに挑むが…

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月1日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月1日」(1968年)。
パンドンと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ
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1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


地球での激しい戦いを繰り返したダン=セブン。彼の体は、大きく疲弊していた。そんななか、ゴース星人が地球に襲来する。セブンは、上司にあたるM78星雲人から受けた警告を破り、怪獣・パンドンに挑む。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ダンがゴース星人の地球侵入をゆるしてしまう

1968年9月1日は『ウルトラセブン』第48話「史上最大の侵略 前編」が放送された日です。宇宙からの飛行物体が頻繁に飛来し、怪電波が発せられるなど、このところ地球は不穏な空気に包まれていた。そんなある日、ダンは宇宙へパトロールの任務に向かう。しかし、ダンは最近体調を崩しており、今は90度近くの発熱を起こしていた。意識が朦朧とするなかパトロールを続けていると、宇宙ステーションV3から、未確認物体が地球に接近しているという連絡が入る。

ダンはそれを追跡し撃破するよう指示を受けたが、逆に攻撃を受け離脱。宇宙ステーションV3のクラタ隊長が敵の円盤を追跡し撃破する。無事に救出されたダン。その後、射撃の訓練やバスケットボールのシュートを試みるが、やはり体が思うように動かない。身を案じたアンヌ隊員から精密検査を受けるよう勧められるが、検査をすれば自分が地球人でないことがバレてしまう。ダンは自室で身体を休めるしかなかった。
ダンに忠告をしにきたM78星雲人  ©円谷プロ
すると、ダンの目の前にウルトラセブンそっくりの宇宙人が現れる。セブンは元々、恒点観測員として太陽系にやってきていたが、彼は、その上司であるM78星雲人だった。M78星雲人は、ダンの体調不良の原因はこれまでの激しい戦いによるダメージだと説明。そして、M78星雲に帰るよう訴える。しかし、ダンは地球は現在も侵略者に狙われているとして、それを拒否。M78星雲人は、このまま地球で変身して戦い続ければ、セブンは故郷に帰ることができなくなると忠告したのだった。
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