1月8日 ウルトラマン 生け捕りにされたゴモラの展示予定地はなんと!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月8日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月8日」(1967年)。
地中から現れたゴモラと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
すべての画像を見る(全6枚)
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

ジョンスン島で発見された、太古の怪獣・ゴモラ。なんとゴモラは生け捕りにされ、日本で開催される万国博覧会に展示されることになる。科学特捜隊はゴモラを麻酔弾で眠らせ、日本に運び込んだのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ジョンスン島でゴモラが発見される

1967年1月8日は『ウルトラマン』第26話「怪獣殿下 前篇」が放送された日です。日本で開催される万国博覧会で展示を行うため、生物学者の中谷教授を中心とする学術調査隊は未開の地であるジョンスン島を訪れていた。1億5000万年前に存在していたという、伝説のゴモラザウルスの化石が見つかるかもしれないと、射撃の腕を見込まれ調査隊に同行したアラシ隊員に語る中谷教授。すると、巨大な生物の鳴き声が響いた。

その後アラシたちが調査を続けていると、巨大な岩の中から怪獣が出現。それは、生きたゴモラだった。アラシは研究者たちを守るためにゴモラを攻撃しようとするが、中谷教授に「生きたゴモラを日本に持って帰ろう」と無茶な提案をされてしまう。

ゴモラは、生きたまま万博で展示されることが決まった。輸送を命じられた科学特捜隊は、現地に到着。ワシントン大学のスミス教授が開発した高性能麻酔弾「UNG麻酔弾」を受け取り、ゴモラ生け捕り作戦を開始する。ゴモラを誘導し、アラシはUNG麻酔弾を発射。見事に麻酔弾は命中し、ゴモラはその場で眠りはじめる。待機していた3機のジェットビートルはゴモラに網をかけ、日本へ向かったのだった。
次のページへ 目を覚ましたゴモラがウルトラマンと激突!
27 件