8月28日 ウルトラマン 幻の街バラージにアントラーが現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月28日(1966年)

テレビマガジン編集部

地球には過去にウルトラマンの仲間がきていた!?

アントラーから逃げてきたハヤタたちは、バラージという街を発見する。バラージは、古い言い伝えでその存在が知られているものの、誰も実物を見たことがない街だ。そこに住む人々は、みな年老いており、未知の言語を使用している。すると、ひとりの女性が現れた。

その女性・チャータムはバラージの民から崇められており、人の心を読む能力を持っていた。その能力でチャータムはハヤタたちと会話を行う。彼女によると、アントラーという怪獣によって、バラージは世界と隔絶されてしまったらしい。

しかし、バラージは「ノアの神」に守られ、アントラーから直接攻撃を受けることはなかった。神殿に案内され、ノアの神の石像と対面するハヤタたち。なんとその石像は、ウルトラマンそっくりだった。5000年前、ウルトラマンの同胞が地球に現れ、今のように人間たちを守るため戦ってくれていたのだと考えるアラシ隊員。石像の手のひらには、青い宝石が飾られていた。チャータムによると、この宝石の力でバラージはアントラーから守られているらしい。
ウルトラマンそっくりの姿をしたノアの神の石像  ©円谷プロ
だが、神殿の外から轟音と怪獣の鳴き声が響く。ついに、アントラーがバラージに攻撃を仕掛けてきたのだ。科学特捜隊は攻撃を開始するも、アントラーの硬い表皮には通用しない。ハヤタはウルトラマンに変身。アントラーに挑む。しかし、敵の磁力光線や鋭利なハサミに苦戦してしまう。すると、チャータムがノアの神からお告げを受け、宝石をムラマツキャップに託す。ムラマツキャップは宝石を投げ、アントラーに命中させるとアントラーは爆発。無事に撃破されたのだった。

磁力怪獣 アントラー

アリジゴクの中に潜み、調査にきた各国の科学特捜隊を襲った  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
磁力怪獣 アントラー

身長/40メートル
体重/2万トン

かつてノアの神に撃退された怪獣。隕石の落下によって活動を再開したとみられ、物体を引き寄せる磁力光線を放って隕石の調査に来た各国の科学特捜隊の航空機を襲っていた。スペシウム光線も効かない強固な表皮を持ち、鋭利なハサミでウルトラマンを襲う。

登場エピソード:『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」(1966年8月28日放送)
脚本:南川 龍、金城哲夫/特技監督:高野宏一/監督:野長瀬三摩地

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8月28日は科学特捜隊がバラージにたどり着いた日

8月28日は、隕石の落下地点を調査しに中近東に向かった科学特捜隊が、幻の街・バラージにたどり着いたエピソードの日。アントラーは倒され、またバラージに人びとが集まるだろうとチャータムに声をかけるムラマツキャップ。

しかし、バラージへ続く道は砂に埋まっており、旅人がこの街を訪れることはないだろうとチャータムは語ります。そして、自分たちは世界から隔絶されたまま、故郷であるバラージでこれからも暮らしていくと、ムラマツキャップたちに語ったのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。