あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月25日」(2002年)。
人間の女性の姿をした植物生命体と逃避行をしていた、ウルトラセブン=カザモリ・マサキ。そんななか、地球の過去と未来が記されているとされる「アカシックレコード」には、人類が滅びると描かれていることが判明。カザモリは真実を確かめるため、アカシックレコードが存在するという宇呂須神社へ向かった。
カザモリの姿を借りたセブンの、最後の戦いがはじまる!
逃避行を続けるカザモリ
地球の植物から進化した知的生命体である植物生命体をウルトラ警備隊や地球防衛軍から守り、逃避行を続けるカザモリ。これまで、侵略者の宇宙人たちに協力していたガルト星人は、アカシックレコードに従って行動してきたと言い、カザモリたちを仲間に引き入れようとする。カザモリはアカシックレコードをその目で確かめると言ってそれを拒否。植物生命体を連れて宇呂須神社へ向かった。
一方、地球防衛軍を裏切り、密かにガルト星人に協力していたイナガキ参謀が、キサラギ・ユキ隊員の目の前で何者かに殺されてしまう。4年前、特殊部隊に所属していたユキは宇呂須神社でアカシックレコードを調査する任務についていたが、そのときの記憶を失っていた。死ぬ直前のイナガキ参謀に言われ、そのことを思い出しかけたユキは独自に調査を開始する。
アカシックレコードのことをユキから聞いたウルトラ警備隊は、地球防衛軍の機密が記録されたオメガファイルのコピーから、アカシックレコードの秘密を探る。地球の生命体の進化系統樹が描かれたアカシックレコード。しかし、人類の進化は途絶えており、その先に植物生命体の幹が伸びていた。人類は、植物生命体にとって代わられるのだ。