7月27日 ウルトラマンコスモス 5000年後の地球から怪獣がやってきた!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月27日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月27日」(2002年)。
ラグストーン・メカレーターと戦うウルトラマンコスモス エクリプスモード  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

衰弱した怪獣・アラドスが現れた。ムサシたちはアラドスを保護するが、なかなか体力は回復しない。そこに、以前怪獣をメカ化し、地球を襲うという悪辣な行為を行ったノワール星人が現れる。アラドスの時間を移動する力を利用したいノワール星人は、ムサシたちに「自分たちならアラドスを延命させられる」と持ちかける。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

小さな怪獣が現れる

2002年7月27日は『ウルトラマンコスモス』第53話「未来怪獣」が放送された日です。時間が一瞬だけ止まり、宇宙にある衛星と地球の交信がズレるという奇妙な出来事が発生した。ムサシも、わずかに時が止まったのを感知。その後、小型の怪獣・アラドスが現れた。ムサシとフブキ隊員は現地に向かい、アラドスに麻酔弾を発射しようとする。

しかし、気がつくとアラドスは移動し、弾丸を回避していた。アラドスは時間を止める能力を持っており、最近頻発している時間のズレもアラドスによるものだったのだ。また、アラドスはひどく衰弱していた。暴れるそぶりもなかったことから、アラドスは怪獣を隔離保護している鏑矢諸島には送らず、その場で検査と治療が行われることになる。

検査の結果、アラドスは時間移動能力で5000年後の地球からきた怪獣だということが判明。時間旅行の途中で現代に迷い込んだことが推測された。チームEYESはヒウラキャップお手製の栄養食でアラドスの体力を回復させようとするのだった。
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