3月31日 ゼットンとバット星人を倒せ! 帰ってきたウルトラマン最後の戦い

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月31日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月31日」(1972年)。
ゼットン(二代目・中央)、バット星人(左)と戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
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1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

坂田次郎少年と村野ルミ子が、ゼットン(二代目)を操るバット星人に誘拐された。MATは出撃するも、ほとんどの戦闘機は撃墜され、MAT基地も壊滅的な被害を負ってしまう。初代ウルトラマンを倒したこの強敵に、ジャックは勝利することができるのか!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

次郎とルミ子が誘拐される

1972年3月31日は『帰ってきたウルトラマン』第51話「ウルトラ5つの誓い」が放送された日です。ルミ子は気がつくと、次郎とともに見知らぬ場所に監禁されていた。ふたりは、郷を誘き寄せようとするバット星人に捕まり、人質にされていたのだ。ふたりは逃げようとするが、バット星人に再び捕まってしまう。

一方、郷は夢の中で、初代ウルトラマンがゼットンと戦って敗北する様子を見ていた。悪夢にうなされ、目を覚ます郷。すると、一夜明けても次郎たちがまだ帰宅していないことに気づく。すると、電話で謎の人物から「次郎たちに会いたければ東亜スタジアムまでこい」と連絡を受けた。

東亜スタジアムにやってきた郷。そこには拘束された次郎たちとバット星人、そしてゼットン(二代目)が待ち構えていた。郷はウルトラマンジャックに変身して戦おうとするも、初代ウルトラマンから敵を十分警戒するよう、テレパシーを受ける。さらに、バット星人はゾフィー、初代ウルトラマン、ウルトラセブンを皆殺しにする「ウルトラ抹殺計画」を企て、バット星連合部隊がウルトラの星に向かっていることをジャックに明かす。
次郎たちを誘拐したバット星人  ©円谷プロ
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