ジャンポケ斉藤が忘れられない小学生時代 あるコンビニ店長さんのこと

ジャングルポケット斉藤慎二さん特別インタビュー「小学生の君に」第1回

編集者・ライター:山口 真央

抜群の演技力と、クセのあるギャグでお馴染みの、ジャングルポケット・斉藤慎二さん。

明るくて元気な印象の斉藤さんですが、小学生時代はたくさんの悩みを抱えていました。

そんな斉藤さんが、小学生のリアルな疑問にこたえます! 

第1回は子どものころの思い出と、友達付き合いについて。斉藤さんが子どものころに憧れていた職業や、友達と仲よく過ごすコツを教えていただきました。

「は~いっ!」のギャグでお馴染みの、ジャングルポケット 斉藤慎二さん。
©YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.

質問1「子どものころから、お笑い芸人をめざしていたの?」

そもそも僕は、俳優になりたくて演劇の短大へいって、大きな劇団にも入りました。でも劇団の審査に落ちてしまって、20代前半はサラリーマンになって営業の仕事をしていたんです。

そのときの上司が「あなたおもしろいから芸人になったら?」と言ってくれて。その言葉をきっかけに、吉本興業の養成所に通うことにしました。

小学生のときになりたかった職業は「コンビニの店長さん」です。僕の通っていたコンビニの店長さんは、当時発売日に売り切れていた「週刊少年ジャンプ」を、僕のためにとっておいてくれました。たぶん、僕が一人ぼっちでいることを、気にしてくれていたんだと思います。

僕はそのころ、学校でいじめられていました。両親が忙しかったし、親に自分のことを話せるタイプではなかったから、さみしかったんでしょうね。唯一優しくしてくれた大人ができて、味方ができた気持ちになった。「かっこいいな、将来こういう人になりたいな」と憧れたことを覚えています。

質問2「好きな給食は何でしたか?」

給食に出てくる頻度は高くなかったと思うんですけど、パンが出てくるメニューのときは、テンションが上がりました!

いまでもパンが大好き。高級食パンとかを見かけると「どんな風味や歯触りだろう」「甘さはどれくらいだろう」と想像して、すごい興奮しちゃいます。

質問3「友達をつくりたいと思っても、緊張してなかなか声がかけられません」

いまはお笑い芸人をしているので、初めて一緒にお仕事する人にも、積極的に話しかけられるようになりました。でも子どものころはすごい人見知り。自分から声をかけて、友達になることはほとんどありませんでしたね。

もし昔に戻れるなら、どんなに恥ずかしくても積極的に友達に話しかけるかな。みんなも、ほんのちょっとの勇気を持って、がんばってみてほしい。そのあと友達と会話ができる喜びにくらべたら、数秒間の緊張は大したことないはずです。

質問4「友達に無視されています。仲よしに戻りたいけど、原因がわかりません」

無視されたとき、何もできないまま「なんでだろう、おかしいな」と考えている時間が一番つらいよね。

話しかけるのは大変かもしれないけれど、どうしてそうなったのか、友達に原因を聞くことが必要。その理由を聞いて自分が悪いと思ったら、謝ったほうがいいと思います。

でももし「え、こんなことで?」と思うような理由だったら、無理して付き合わなくていい。僕は、自分とは合わない価値観を持っている人と、自分を変えてまで仲よくしようという気持ちにはなれないかな。
小学生のときは、とっても人見知りで、人付き合いが苦手だった斉藤さん。悩んでいたからこそ、後半の友達関係についてのアドバイスは、重みがありましたね。第2回では、さらにディープな悩みについて語ります。

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やまぐち まお

山口 真央

編集者・ライター

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。