「こども地政学」で知る戦争と平和 子どもが世界を読み解くための3つの鍵

制作者インタビュー「こども地政学」#4 ~これからの未来編~

ライター:遠藤 るりこ

力の政治=戦争を起こさないために

ロシアによるウクライナ侵攻は、まだまだ収束が見えません。「いま、世界は極めて危険な状況に入りつつあります」と、船橋さんは危惧しています。

「ロシアのウクライナ侵攻に象徴されるような弱肉強食の“力の政治”が、世界に伝搬する恐れがあります。地政学的な洞察力を身につけることは、これからの時代の政治指導者にますます求められる大切な資質と要件となるでしょう」(船橋さん)

日本が世界でどんなポジションにいて、世界の国々がどんな関係性を持っているのか知ることが、平和への一歩となります。

「世界で活躍する日本人の若者が増えたらいいな、という思いでこの「こどもシリーズ」を作っています。『こども地政学』が、知識のベースとなって、世界に羽ばたいていくためのきっかけになればと思います。

あと、『勉強が楽しい』って、やっている当時は気が付かないもの。でも子どもと一緒に学び、考えることって楽しいものですよ。

大人になっても学び続けられるし、私たち大人のほうこそ、新しい知識を身につけていかないと、と思います」(坪井さん)

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この地球にあるたくさんの国々の地理や歴史は、人間の意思では変えられないもの。世界を正しくみるために、いまこそ「地政学」を学んで、親子で「戦争」や「平和」について考えてみてはいかがでしょうか。

船橋洋一(ふなばし・よういち)
1968年、朝日新聞社入社。2007年6月から2010年12月まで朝日新聞社主筆。現在は、英国際問題戦略研究所(IISS)Advisory Council、三極委員会(Trilateral Commission)のメンバー。2011年9月に日本再建イニシアティブを設立。2016年、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初めて受賞。『こども地政学』(カンゼン刊)では、監修を務める。

坪井義哉(つぼい・よしや)
2001年、出版社・株式会社カンゼン創業に合わせて、出版部編集長に就任。2008年同社取締役就任。2013年より現在の専務取締役に。編集者として担当する書籍は『こどもSDGs』『こども統計学』『こども地政学』『こどもロジカル思考』『こども倫理学』(バウンド著)などの「こどもシリーズ」ほか多数。

取材・文/遠藤るりこ

2021年3月に出版された『こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本』(カンゼン刊)。グローバル化の時代、世界を正しく見る教養として、地政学をわかりやすく解説しています。第1作の『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』(15刷・12万7000部)をはじめ、「こどもシリーズ」は、9タイトル。シリーズ累計25万2000部売れている人気作だ。
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ふなばし よういち

船橋 洋一

一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長

1944年北京生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、2007年6月から2010年12月まで朝日新聞社主筆。 米ハーバード大学ニーメンフェロー(1975~76年)、米国際経済研究所客員研究員(1987年)、慶應義塾大学法学博士号取得(1992年)、米コロンビア大学ドナルド・キーン・フェロー(2003年)、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー(2005~06年)。 2013年まで国際危機グループ(ICG)執行理事を務め、現在は、英国際問題戦略研究所(IISS)Advisory Council、三極委員会(Trilateral Commission)のメンバーである。 2011年9月に日本再建イニシアティブを設立し、2016年、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初めて受賞。 『こども地政学』(カンゼン刊)では、監修を務める。

1944年北京生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、2007年6月から2010年12月まで朝日新聞社主筆。 米ハーバード大学ニーメンフェロー(1975~76年)、米国際経済研究所客員研究員(1987年)、慶應義塾大学法学博士号取得(1992年)、米コロンビア大学ドナルド・キーン・フェロー(2003年)、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー(2005~06年)。 2013年まで国際危機グループ(ICG)執行理事を務め、現在は、英国際問題戦略研究所(IISS)Advisory Council、三極委員会(Trilateral Commission)のメンバーである。 2011年9月に日本再建イニシアティブを設立し、2016年、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初めて受賞。 『こども地政学』(カンゼン刊)では、監修を務める。

つぼい よしや

坪井 義哉

カンゼン専務取締役

1972年生まれ。明治学院大学法学部政治学科卒業後、日本エディタースクール昼間部一年制卒業。 1996年より編集プロダクション・株式会社レッカ社にて、雑誌、書籍の編集業務に携わる。2001年、出版社・株式会社カンゼン創業に合わせて、出版部編集長に就任。2008年同社取締役就任。2013年より現在の専務取締役に。 編集者として担当する書籍は『こどもSDGs』『こども統計学』『こども地政学』『こどもロジカル思考』『こども倫理学』(バウンド著)などのこどもシリーズほか多数。 kanzen.jp Twitter @KANZEN_pub

1972年生まれ。明治学院大学法学部政治学科卒業後、日本エディタースクール昼間部一年制卒業。 1996年より編集プロダクション・株式会社レッカ社にて、雑誌、書籍の編集業務に携わる。2001年、出版社・株式会社カンゼン創業に合わせて、出版部編集長に就任。2008年同社取締役就任。2013年より現在の専務取締役に。 編集者として担当する書籍は『こどもSDGs』『こども統計学』『こども地政学』『こどもロジカル思考』『こども倫理学』(バウンド著)などのこどもシリーズほか多数。 kanzen.jp Twitter @KANZEN_pub

えんどう るりこ

遠藤 るりこ

ライター

ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe

ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe