【かつおぶし料理】「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん
もったいない・つづけられる・伝統食! #10【かつおぶし】「かつおぶしを楽しむ」
2023.09.20
ライター・料理家:越野 美樹
「おかかカリフォルニアロール」のレシピ
【材料】2人分
かつおぶし 20g
アボカド 1/2個
たくあん 30g
カニ風味かまぼこ 3本(30g)
レモン汁 小さじ1
炊いたご飯もしくは温かいご飯 お茶碗2杯分
米酢 大さじ1
本みりん(煮切ったもの) 大さじ1
塩 ひとつまみ
板のり 2枚
【お手伝いポイント】
カリフォルニアロールを巻くのを手伝ってもらいましょう。
【作り方】
1. アボカドは薄切りにし、レモン汁をかける。たくあんは細切りにする。
2. ボウルに米酢、本みりん(煮切ったもの)、塩を入れて泡立て器でよく混ぜ、温かいご飯に加えてしゃもじなどで切るように混ぜる。
3. まきすの上にラップを敷いて板のりを1枚置き、ご飯の半量を広げ、かつおぶしを全体に広げる。
4. 裏返して板のりの中央より手前に1とカニ風味かまぼこの半量を置き、手前から巻く。
5. ぬらしたキッチンペーパーなどで包丁を拭きながら、6等分に切る。
6. 同様にもう一本作る。
かつおぶしを楽しもう
香り高く、旨味を加えてくれるかつおぶしを、お料理に使わないのはもったいないです。
高校生の娘が中学1年生のとき、夏休みの自由研究で発酵食品を選び、伝統的な製法を守っているかつおぶしの製造会社にインタビューしたり、荒節と本枯節の削り節を食べ比べたり、五感を使って調べていきました。
気が遠くなるほどの時間をかけて、世界一硬い食品に仕上げるかつおぶしの魅力にとりつかれ、かつおぶし職人になりたいと言っていたほどです。
食材の魅力を知ることで、その食材を好きになることも多いですね。
かつての日本では毎晩かつおぶしを削ることから夕飯作りがはじまっていましたが、かつお風味調味料などの手軽な商品が登場して、家庭で出汁をとることはあまりなくなっているでしょうか。
今ではかつおぶしは脇役として使われることが多く、見た目も地味ですが、これを機会にかつおぶしを主役にしたお料理を楽しんでいただき、その美味しさと香りの高さ味わってみてはいかがでしょうか。
越野 美樹
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook