
5人に1人はコンドームをまったく使っていない! 「自分は感染しないはず」危機意識の低さの現れも 国内シェアNo.1メーカーが性感染症から守る挑戦とは?
~性感染症から守るコンドームの基礎知識~(中高生の性教育#2)
2025.04.05
2022年以降 毎年1万人を超える梅毒感染者
──和田さんは、大学や自治体、企業などと共同で性教育などに関する活動を行っているとお聞きしました。どのような活動をしているのでしょうか?
和田翔雅さん(以下、和田さん):若い世代に性感染症などについて正しく知ってもらうために、渋谷の109や下北沢でコンドームを配ったり、スポーツやイベントを企画したりと、さまざまな取り組みを行っています。
また、青山大学や東洋大学ともコラボレーションして、文化祭のイベントに参加したり、ゼミの授業として学生と一緒に性に関するアンケート調査をしたりすることもあります。

──なぜコンドームメーカーである和田さんが、性教育に取り組んでいるのですか?
和田さん:性感染症の増加が深刻になっていたり、予期しない妊娠の問題も存在したりしているからです。これらの問題に、コンドームメーカーとして取り組みたいと考えました。
例えば、梅毒はこの10年で感染者数が急増して、2022年以降は毎年1万人を超える報告がなされています。
梅毒は口や性器などの粘膜や皮膚から感染し、主に性行為で感染します。妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけではなく、胎盤を通して胎児にも感染して、死産や早産、生まれてくる子どもの神経や骨に異常が起こることもあるため、特に注意が必要です。
