5人に1人はコンドームをまったく使っていない! 「自分は感染しないはず」危機意識の低さの現れも 国内シェアNo.1メーカーが性感染症から守る挑戦とは?

~性感染症から守るコンドームの基礎知識~(中高生の性教育#2)

教育は保護者からも「やってほしい」の声が多数

──中学生にコンドームを配るというのは、ずいぶん進んでいると感じました。

和田さん:確かにそうかもしれません。しかし、生徒自身や保護者からのニーズは非常に高いとも感じています。中学校での授業の際に、保護者の方たちと話す機会がありましたが、皆さん「家庭でどうやって性について教えて良いのか分からない」「こういう授業があってありがたい」と切実な悩みを話してくれました。

実際に、最初は中学2年生を対象に授業を行いましたが、中学3年生の保護者からも「高校生になる前にぜひやってほしい」という要望があり、卒業間際の2月に、中学3年生を対象にした授業も行いました。

現在「オカモト」で販売されているさまざまな種類のコンドーム。
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和田さん:日本では諸外国に比べて包括的な性教育が遅れているので、性について話すことをためらったり、「コンドーム」=「恥ずかしいもの」というイメージを持ったりするかもしれません。

しかし、コンドームは自分自身の体を性感染症や予期しない妊娠から守ってくれる、女性にとっても男性にとっても大切なアイテムです。ぜひ、多くの人に正しい知識を持ってもらい、大切な心と体を守ってほしいと思っています。

──◆───◆──

コンドームは性感染症などから自分自身を守ってくれる大切なアイテムです。それにもかかわらず、5人に1人がまったく使用していないとは驚きでした。

次回3回目では、実はあまり知られていないコンドームの正しい使い方を、装着動画も交えて、和田さんに引き続き教えていただきます。

撮影:安田光優
取材・文/横井かずえ

コンドームの使い方にまつわる性教育連載は全3回。
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※3回目は公開時よりリンク有効。

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よこい かずえ

横井 かずえ

Kazue Yokoi
医療ライター

医薬専門新聞『薬事日報社』で記者として13年間、医療現場や厚生労働省、日本医師会などを取材して歩く。2013年に独立。 現在は、フリーランスの医療ライターとして医師・看護師向け雑誌やウェブサイトから、一般向け健康記事まで、幅広く執筆。取材してきた医師、看護師、薬剤師は500人以上に上る。 共著:『在宅死のすすめ方 完全版 終末期医療の専門家22人に聞いてわかった痛くない、後悔しない最期』(世界文化社) URL:  https://iryowriter.com/ Twitter:@yokoik2

医薬専門新聞『薬事日報社』で記者として13年間、医療現場や厚生労働省、日本医師会などを取材して歩く。2013年に独立。 現在は、フリーランスの医療ライターとして医師・看護師向け雑誌やウェブサイトから、一般向け健康記事まで、幅広く執筆。取材してきた医師、看護師、薬剤師は500人以上に上る。 共著:『在宅死のすすめ方 完全版 終末期医療の専門家22人に聞いてわかった痛くない、後悔しない最期』(世界文化社) URL:  https://iryowriter.com/ Twitter:@yokoik2