「育児が楽になった」のはいつ? 子どもが手を離れることへの複雑な本音をママが告白
「育児が楽になった」と感じた年齢、そのときの気持ちも紹介
2023.08.17
3歳以降(入園してから)
・自分の自由時間が増え、仕事や趣味を持ちたいと思うようになりました。
・まだ未就学児なので、ひと段落と呼べるほどではありませんが、自分の時間が持てるようになり、個性が出せるようになりました。
多かったのが、「自由時間が増えた」「自分の時間が持てるようになった」というコメントです。子どもが幼稚園や保育園に入園し、その時間を自由に使えるようになったタイミングで、「楽になった」と感じるのかもしれません。
・自分のことが最低限できるようになって手があまりかからなくなったなぁと感じました。
・4歳の長子が外でスムーズにトイレができたり、外食の待ち時間や食べかたなどで手を焼かなくなりつつあります。これまで目が離せない、味わえないと思っていましたが、入園後は少しだけ気持ちに余裕ができたのでひと段落と感じました。
子どもが自分でできることが少しずつ増えてくることで、「楽になった」と感じるようになったというママたちからの回答です。
まだまだ手助けが必要な年齢ではありますが、ほぼすべてにおいてお世話が必要な未就園児と比べると、気持ちに余裕が出てくるようですね。
・手はかからなくなりましたが、まだまだ気にかけてあげないといけないと思っていて、適度な関わりかたなど、新しい課題が出てきました。
できることが増えてくると、今度は「どこまで助けてあげるべきか」という新しい悩みが……。まだまだママの悩みや課題は尽きません。
小学校低学年
・小学生になってからは、子どもが自発的に考えて行動するようになり、とても楽になった。お手伝いをしたり、進んで勉強をしたり、自分のことは自分でできるようになってくれて助かっている。
・今までベッタリだったのに、一人で遊びに行ってしまい、寂しく思うときがあります。
自分のことは基本的に自分で行えるようになると、ママは助かる反面、「寂しい」と感じ始めるようです。
「ホッとすると同時に少しさみしさを感じる」「嬉しさと寂しさが入りまじる」といった回答が目立ったのが、この年齢でした。
小学校高学年
・圧倒的に楽。成長して自主的に手伝いや自分の世話をしてくれて大変助かる。
子どもが小学校高学年になると、かなり楽になると思っていいようです。
・育児がひと段落したが、仕事でバタバタして、結局自分の楽しみの時間がない。もう長年、自分の楽しみの時間が無かったので、そのことに罪悪感を感じるように自然となってしまった。
子育て以外のことでバタバタしたり、悩んだりできるのも、ある意味「余裕が出てきた」ということなのかもしれません。
中学生
・ちょっと寂しいときもある。大学に入り友達付き合いが増えたので帰宅時間も遅くなり、子どもにかまってもらえなくなった。でも、自分も子ども抜きでお友達と旅行に行ったり、飲み会に行ったりできるようになったのでとっても楽しい。
・子どもが何歳になっても何かしてあげたいし、過保護になりがちです。小さいころは、抱っこや手をつなぐのを休みたいときがありましたが、今となってはもっと楽しめば良かったなと思います。子育てには終わりはない気がします。
中学生と回答したママのコメントを読むと、このころからママたちは「自分のために時間を使えて楽しい」と思う機会が増えてくるようです。
子どもが小さかったころを懐かしんだり、「もっとこうすればよかった」などと振り返ったりする回答も見られました。
「うれしい」だけじゃない 子どもが手を離れる過程で複雑な感情を抱えるママが多い
「育児が楽になった」と感じる基準は人それぞれですが、集まったたくさんの回答を読むと、子どもが手離れしてママ自身の人生を歩めるようになるのは、子どもが小学校高学年くらいになってからのようです。
また、ママが自分の時間を楽しめるようになるまでには、「育児が楽になってうれしい反面、さびしさも感じる」といった複雑な気持ちを抱える時期もありそうだとわかりました。
筆者には、まだまだ手のかかる2歳の子どもがいます。身支度、食事、入浴、寝かしつけ……など、身の回りのことすべてを世話しなければならない日々に疲れることもありますが、子どもが手を離れたあとに子育てについての後悔を残さないよう、今しかない育児の期間をできるだけ楽しみたいと思います。
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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