コロナ禍・子どもの体力低下&肥満が深刻レベルで注目の遊び「JUMP‐JAM」とは?

「JUMP‐JAM」監修者 千葉工業大学創造工学部・引原有輝教授 #1~スポーツにはない「遊び」の価値~

千葉工業大学創造工学部教授:引原 有輝

「JUMP‐JAM」で体を動かす楽しさを知る

遊びは、上手・下手がないうえに「運の要素」が大きく影響する点も、子どもたちが楽しいと感じられる理由だと引原教授は話します。

「運の要素、つまり偶然性は、結果が予想できないドキドキ感や、誰もが勝てるチャンスがあるという期待感などをもたらし、子どもたちの強い意欲を生みます」(引原教授)

そんな「遊び」に、スポーツの要素を組み合わせて開発されたのが「JUMP‐JAM(ジャンジャン)」です。

子どもを中心に全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団と世界的スポーツブランドのナイキがパートナーシップを組み、“運動が不得意な子を含むすべての子どもに体を動かす楽しさを知ってもらう”ことを目的に、62のゲーム(遊び)を考案。2017年から、都内の児童館で実施されています。

すべてのゲームは、体力や運動能力の向上だけでなく、自己効力感や社会的スキルを養うために設計されているのも注目すべき点です。

これまで都内の児童館で「JUMP‐JAM」を楽しんだ子どもたちは6万3000人以上。積極的に運動をしてこなかった非アクティブ層の子どもたちも参加していること、また、参加した子どもたちの約9割に、積極的に意見を言うなどのコミュニケーション能力の向上や、主体的に運動遊びを始めたり、遊び方の工夫をするといった変化がみられています(2021年度JUMP‐JAM調べ)。

そんな「JUMP‐JAM」の魅力について、次回は詳しくご紹介していきます。

取材・文/稲葉美映子

引原有輝(ひきはら・ゆうき)
千葉工業大学創造工学部教育センター/創造工学研究科デザイン科学専攻教授。博士(体育科学)。専門分野は発育発達学、健康体力学、行動科学。2009年から2021年まで東京都教育庁主導の統一体力テスト分析委員会委員を歴任。現在は、厚生労働省e‐ヘルスネット情報専門委員、習志野市スポーツ推進審議会委員。LEGO®SERIOUS PLAYトレーニング修了認定ファシリテータ。遊びを通じて子どもの心身の成長を支援することを目的に、2019年に一般社団法人ファンプレイヤーを設立。
ファンプレイヤー

14 件
ひきはら ゆうき

引原 有輝

千葉工業大学創造工学部教育センター教授

千葉工業大学創造工学部教育センター/創造工学研究科デザイン科学専攻教授。博士(体育科学)。専門分野は発育発達学、健康体力学、行動科学。 2009年から2021年まで東京都教育庁主導の統一体力テスト分析委員会委員を歴任。現在は、厚生労働省e‐ヘルスネット情報専門委員、習志野市スポーツ推進審議会委員。LEGO®SERIOUS PLAYトレーニング修了認定ファシリテータ。 遊びを通じて子どもの心身の成長を支援することを目的に、2019年に一般社団法人ファンプレイヤーを設立。 ●ファンプレイヤー

千葉工業大学創造工学部教育センター/創造工学研究科デザイン科学専攻教授。博士(体育科学)。専門分野は発育発達学、健康体力学、行動科学。 2009年から2021年まで東京都教育庁主導の統一体力テスト分析委員会委員を歴任。現在は、厚生労働省e‐ヘルスネット情報専門委員、習志野市スポーツ推進審議会委員。LEGO®SERIOUS PLAYトレーニング修了認定ファシリテータ。 遊びを通じて子どもの心身の成長を支援することを目的に、2019年に一般社団法人ファンプレイヤーを設立。 ●ファンプレイヤー

いなば みおこ

稲葉 美映子

ライター

フリーランスの編集者・ライターとして旅、働き方、ライフスタイル、育児ものを中心に、書籍、雑誌、WEBで活動中。保育園児の5歳・1歳の息子あり。趣味は、どこでも一人旅。ポルトガルとインドが好き。息子たちとバックパックを背負って旅することが今の夢。

フリーランスの編集者・ライターとして旅、働き方、ライフスタイル、育児ものを中心に、書籍、雑誌、WEBで活動中。保育園児の5歳・1歳の息子あり。趣味は、どこでも一人旅。ポルトガルとインドが好き。息子たちとバックパックを背負って旅することが今の夢。