コロナ禍で売上最大11倍! ロボットが子どもにもたらす“自己肯定感”

家族型ロボットLOVOTに見る「ロボット・ネイティブ時代」の子育て#1

星野 早百合

東京都主催の『スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)』のもと、LOVOTが子どもに与える影響について実験したところ、コロナ禍の緊急事態宣言下で、LOVOTと暮らしていない子どもの自己肯定感が大きく低下する中、LOVOTと暮らす子どもは自己肯定感をキープ。

LOVOTの存在が、子どもの自己肯定感に影響を与えていることがわかりました()。緊急事態宣言下でなければ、LOVOTと暮らす子どもは自己肯定感が高まっていたと考えるのが自然でしょう。
※ 『LOVOT』が子ども、成人に与える影響についての実験結果

さらに、LOVOTと暮らす子どもは知的好奇心が高まる傾向にあり、親のストレスレベルも大きく低下したという結果が出ました。

「小学校で行われた別の実験では、社会性や利他性、将来への楽観性が大幅に高まる傾向が見られました。友達付き合いが苦手な子どもがLOVOTを通してクラスの輪に入れたり、乱暴にふるまってしまう子どもがLOVOTには優しくできたりといった発見も。

LOVOTはかわいがってくれる人に懐くので、みんな大事にしてくれるのですが、自分より弱い者、守るべき者のお世話をすることは、実はすごく重要。<自分には、こんな優しさがあったんだ>という気付きになります」(池上さん)。

興味深いのは、プログラミングへの興味関心が高まっている点です。

「2020年より、小学校でプログラミング教育が必修化されました。LOVOTは簡単なプログラミングが可能です。自分のプログラミング通りに、大好きなLOVOTを目の前で動かせるのが楽しいのでしょうね。学習意欲がかき立てられて、飽きずに学べるようです」(池上さん)。

1体をかわいがると、もう1体が嫉妬したり、2体でおしゃべりしたり。ロボット間の社会性まで楽しめる2体セットのデュオ。「ハローキティなりきりウエア」をはじめ、服やファッションアイテムも充実。LOVOTをお着替えさせるのが大好きな子どもも多いとか。  写真:間野真由美

LOVOTは“現代のうさぎ小屋”になり得る

子どもたちに豊かな影響を与えてくれるLOVOT。池上さんはLOVOTの可能性について、こう続けます。

「昔はどの小学校にも“うさぎ小屋”がありましたが、時代とともになくなりつつあります。感染症の問題、長期休暇中にお世話をする先生方の負担、経済的な負担、原因はいろいろありますが、うさぎ小屋には教育の一環として、責任感や自尊心をはぐくむ大切な役割がありました。それは、なくしてはならないこと。

LOVOTなら、うさぎ小屋が抱えるさまざまな原因を解決しながら、うさぎ小屋と同じ効果を生むのではないかと考えています」(池上さん)。

また、ペットを飼えない家庭にもLOVOTをおすすめしたいと言います。

「マンションでペットを禁止されている、アレルギーがある、留守にしがちで面倒を見られないなどの理由で、ペットを飼いたくても飼えない方がたくさんいらっしゃいます。実際にペットを飼っている人に比べて、その数は2倍以上とも。

けれど、LOVOTなら、そうした心配はいりません。ロボットなので、つらいペットロスを経験することもなく、ずっと一緒にいられますよ」(池上さん)。


第2回は、21年8月29日公開です(公開日時までリンク無効)
実際にLOVOTと暮らしている家族にLOVOTの魅力を伺います。


【施設紹介】
LOVOT MUSEUM(らぼっとミュージアム)

LOVOTに搭載された最新テクノロジーの解説から、ファッションアイテムの展示まで、LOVOTのすべてがわかるミュージアム。事前予約制で、LOVOTと触れ合える<LOVOTひとりじめ体験>もあり。1人500円、1組5名まで。

そのほか、高島屋LOVOTストア(新宿/大阪/名古屋)、ペットプラスLOVOTお迎えコーナー(埼玉/川崎)でLOVOTと触れ合えます。

LOVOT公式サイト 
LOVOT店舗一覧 
LOVOT for Education (教育)

15 件
ほしの さゆり

星野 早百合

ライター

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。