「土用の丑」の日の由来を子ども向けに解説! うなぎ以外の食べ物や過ごし方

【7月の行事】親子で話したい行事 ~土用の丑~ (3/3) 1ページ目に戻る

和文化研究家:三浦 康子

鰻が苦手でも「う」がつく食べ物を!

必ず鰻を食べなくても大丈夫。他の「う」のつく食べ物、例えば梅干し、瓜(胡瓜、西瓜、冬瓜、苦瓜、南瓜など)、うどんなどがあります。

ぜひ「土用の丑の日」に、「『う』のつく食べ物ってなんだろう?」 と子どもたちに聞いてみて、一緒に食べるものを決めてみてください。

また、昔から土用に食べていた、土用餅、土用しじみ、土用卵もおすすめです。卵は、とても栄養価が高く、子どもたちも大好きなので、いろいろアレンジして「土用の丑の日」に食べるのもいいでしょう。

写真:アフロ
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子どもと「土用の虫干し」をやってみよう

食べ物のほかにも、「土用」にはさまざまな風習があります。梅雨で湿った衣類や書物を干す「土用の虫干し」や疲労回復のための「丑湯」などです。

桃の葉やよもぎなどを使った薬湯につかって疲れをとる「丑湯」は、蒸し暑い日本の夏を乗り切るための、昔の人たちの知恵ですね。

「土用の丑の日」は、ジメジメした梅雨が明けるころなので、昔の人は家の中の物を外に出して干しました。これなら、子どもたちと一緒に簡単に真似できそうですね。ぜひやってみましょう。

やり方は、絵本やぬいぐるみ、お気に入りの洋服など子どもが大切にしているものを選んで、陰干しします。直射日光を当てると色あせてしまうので、気を付けてください。

物を大事にする心を育み、昔の人たちの知恵を伝えるよい機会になりますよ。

「土用の丑の日」を子どもに聞かれたらどう答える?

Q.「土用の丑の日」ってどんな日?

A.土曜日のことではないよ。「土用」っていうのは季節の変わり目のことで、「丑」は干支にでてくる「丑」のことだよ。昔の人が考えた季節のカレンダーに当てはめると、「土用」は1年に4回、「土用の丑の日」はもっとたくさんあるんだよ。

Q.どうして鰻を食べるの?

A.「暑い時期に栄養のある鰻を食べて、元気になろう」と、昔の人が考えたんだ。他にも「う」のつくものを食べてもいいよ。うどんや梅干しも、暑いときは食べやすいよね。一緒に「う」のつく食べものを考えてみよう。

Q.どうやって過ごすの?

A.鰻や卵など栄養たっぷりのものを食べるよ。やっと梅雨が明けたから「土用の虫干し」をやってみる? 大好きなぬいぐるみや絵本をお外に干して、長く使えるように元気にしてあげようね。

───◆────◆───

わざわざ鰻を食べなくても大丈夫。子どもたちが食べやすい、うどんや卵を用意して、家族みんなで暑い夏を乗り切りましょう!

取材・文/尾関久美子


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三浦 康子
みうら やすこ

三浦 康子

Yasuko Miura
和文化研究家、ライフコーディネーター

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などでレクチャーしており、行事を子育てに活かす「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭をとるなど活動は多岐にわたる。 著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び 楽しい体験が心を豊かにする12か月の行事育』(青春出版社)、監修書『おせち』(福音館書店)、『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)ほか多数。 HP https://wa-bunka.com/

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などでレクチャーしており、行事を子育てに活かす「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭をとるなど活動は多岐にわたる。 著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び 楽しい体験が心を豊かにする12か月の行事育』(青春出版社)、監修書『おせち』(福音館書店)、『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)ほか多数。 HP https://wa-bunka.com/