
【平成女児ブーム】現役大学生が語る! あのころハマった青い鳥文庫の大人気ミステリー「探偵チームKZ事件ノート」シリーズの魅力とは
【第2回】「探偵チームKZ事件ノート」シリーズ (原作:藤本ひとみ 文:住滝良 絵:駒形)
2025.05.25

そもそも「平成女児」ブームとは?
「平成女児」とは、様々な定義がありますが、一般的には2000年~2015年前後に小学生中学生であった女子たちのことを指すことが多いようです。つまり、平成生まれ、特にZ世代(1990年代後半から2000年代前半に生まれた世代のこと)の女児たちのこと。
今、その世代が20歳~30歳前後になり、懐かしのゲームやキャラクターが続々リバイバルしています。
デザインなどのかわいさ、新鮮さで、あのとき女児だった女性だけでなく、令和のJS~JKも魅了。
現在はポップアップショップなども続々開催されており、彼女たちの心をくすぐる懐かしくかわいいデザインが世間を席巻しています。


「平成女児」が絶対読んでいた! 青い鳥文庫の懐かしい人気シリーズを紹介
本好きでない子も友だちと貸し借りしあって読んでいたほど、女児のみならず小学生みんなに大流行した青い鳥文庫。図書室では争奪戦が繰り広げられ、新刊が出るたびに話題沸騰でした。
2025年5月現在大学3年生、平成15年生まれの筆者もしっかり小学生時代に読みふけりました。
内容の面白さはもちろん、キャラクターや挿絵も素敵で、「かわいい」が大好きな心をつかまれた方も多いはず。
そんな懐かしの青い鳥文庫の名作を、全5回にわたってご紹介!
今回は現在も続く、人気ミステリー「探偵チームKZ事件ノート」(原作:藤本ひとみ 文:住滝良 絵:駒形)をピックアップします!
「探偵チームKZ事件ノート」シリーズ
原作:藤本ひとみ 文:住滝良 絵:駒形

どんな本?
小学6年生の立花彩が、塾で知り合ったみんなの憧れエリート集団「KZ」とあらゆる事件を解決していく、恋愛も友情もいっぱいの本格ミステリー。
2015年10月から2016年1月までNHK Eテレでテレビアニメも放映。
2011年から続く大人気シリーズは、第44巻『かがやきの黒アゲハは知っている』が現在大好評発売中。そして2025年7月9日には、待望の最新刊『しまかぜの桜マカロンは知っている』が発売予定です!
平成女児的推しポイントはココ!
彩ちゃんのようにイケメンエリートたちに囲まれる妄想を誰もがしたことがあるのでは!?
ミステリーとしても、知らなかった雑学が増えていく面白さのある作品で、自分も頭が良くなったかのような気分になれます。
この作品もかっこいいエリートたちの中から必ず推しが見つかるはず。筆者の推しは小塚くん(地味~に一番推理に役立つ活躍をしている気がします)。
KZが好きなら読んでおきたい!
少しディープな世界のKZを描いた「KZ' Deep File」シリーズが、この春青い鳥文庫化! 本格的な怪事件に挑む彼らの雄姿をぜひ読んで。
「KZ' Deep File」シリーズ
作:藤本ひとみ 絵:駒形

KZ’Deep Fileシリーズでは、立花彩に出会わなかった世界線のKZ男子たちの事件解決が楽しめます。思春期ならではの男子のモヤモヤなども描かれていて、「探偵チームKZ事件ノート」とはまた違った魅力がたっぷり。待望の青い鳥文庫化したKZ’Dは、2025年4月から続々刊行!『青い真珠は知っている』『桜坂は罪をかかえる』『いつの日か伝説になる』『断層の森で見る夢は』どれも物語の世界に引き込まれる、KZファン必見の名作です。
青い鳥文庫はいつでも小中学生とともに
創刊以来、常に小中学生とともに歩んできた青い鳥文庫。平成女児世代に刺さりまくる名作ぞろいなんです。この機会に読み直してみるのも面白いかも?
もちろん、令和の小中学生にも大人気。青い鳥文庫のこれまでとこれからに目が離せません!
