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電子書籍で続々と復活している講談社の名作童話。
お子さんの本選びに迷ったら、長く読み継がれてきた名作童話から選ばれてはいかがでしょうか?
今回ご紹介するのは、神沢利子さんの「ぷぷぷうプウタシリーズ」です。
神沢利子さんといえば、『くまの子ウーフ』。1969年に発表されたこの作品は、小学校の国語教科書にも採用され、50年以上も愛され続けてきたので、ご存じの方も多いでしょう。
もうすぐ100歳になられる神沢さんには、『ちびっこカムのぼうけん』『ふらいぱんじいさん』『はけたよはけたよ』など、名作童話がたくさんあります。その一つが、「ぷぷぷうプウタシリーズ」です。
このシリーズは、こぶた小学校の1年生・プウタが主人公。かわいらしいこぶたたちがたくさん登場する楽しいものがたりです。
1作目は『ぷぷぷうプウタのすてきなみみ』。ぷうたは、ころころ太った元気なぶたの子。でも、このごろ耳が気になります。ちょっと前からだれかの笑い声が聞こえるのです。
もしかしたら、耳の中にてんとう虫とかこびとがいるんじゃないか?
お母さんに耳の中を見てもらいますが、なにもいません。
でも、心配です。友だちに相談すると、ものしりのブウキチくんは「空耳」だよと言い、モンくんは「へんだよ。お医者さんに診てもらえよ」といいます。
でも、トンコちゃんは「詩人には聞こえない声が聞こえるんだって。プウタちゃん、すてきだわ。」と言います。
はたして、プウタは詩人なのでしょうか? 笑い声の正体はなんなのでしょうか?
このシリーズは、『ぷぷぷうプウタは一年生』『ぷぷぷうプウタもくろパンツ』と続きます。
イラストをご覧いただいてお分かりのように、久本直子さんの手によるこぶたたちは、みんなかわいいんです。こんなイラストとともに描かれる、こぶた小学校の1年生たちの楽しい日々は、心がほっこりすること間違いなしです。
読み聞かせを卒業して、ひとり読みを始めるころの低学年の子どもたちも、きっと楽しんで読んでくれるはずです!
ぷぷぷうプウタは一年生
神沢利子・作 久本直子・絵
こぶた小学校1年生、こぶたのプウタが鉄棒のそばにいると、同級生のトン子ちゃんに「てつぼうしにきたの。すごい。やってみせて」といわれます。うんどうがにがてな、プウタですが、かっこいいところをみせたくて、てつぼうをはじめるのですが……。
ぷぷぷうプウタもくろパンツ
神沢利子・作 久本直子・絵
かけっこもきゅうしょくもなんでもゆっくりのこぶたのキイコちゃん。あるひのお昼やすみ。キイコちゃんがすべりだいからすべってきたのですが、前からのぼってきたプウタとごっつんこ。ぬれたすなばにおちたふたりのパンツがたいへんなことに!
児童図書編集チーム
講談社 児童図書編集チームです。 子ども向けの絵本、童話から書籍まで、幅広い年齢層、多岐にわたる内容で、「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter :@Kodansha_jidou YA! EntertainmentのTwitter :@KODANSHA_YA_PR
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