
豆腐の作り方
豆腐は中国から伝来し、江戸時代ごろに庶民にも普及しました。

豆腐はお財布に優しい食材ですが、実は大変な工程を経て作られています。
①大豆を一晩水につける
②水と一緒にすりつぶす
③鍋に②と水を加えて煮る
④沸騰したら弱火にし、サポニンという成分から生じる泡を取りながら煮る
⑤布などでこして絞り、豆乳とおからに分ける
⑥豆乳ににがりを加えて固める
私も豆腐を手作りしたことがありますが、かなり時間も手間もかかります。
安価で手軽に手に入る豆腐は、家計を支えるありがたい存在。
見た目も味も地味な豆腐ですが、アイデア次第で子どもが喜ぶ料理に変身します。
豆腐の種類によって美味しく仕上がる料理が違うので、まずは豆腐の種類についてご紹介します。
豆腐の種類
豆腐売り場にはたくさんの豆腐が並びますが、その違いを知っていますか?

豆腐は固め方によって、4つの種類に分けられます。
絹ごし豆腐:型に入れてそのまま固め、水にさらしながらカットし、容器に入れたもの
木綿豆腐:凝固したあとに攪拌し、型に入れて重しをのせて圧力を加え、水にさらしてカットし、容器に入れたもの
充塡豆腐:豆乳とにがりを直接容器に充塡し、熱を加えて凝固させたもの
寄せ豆腐:凝固したあとに攪拌し、型に入れずにそのまま容器に入れたもの
絹ごし豆腐は水分が多くなめらかな食感なので、そのまま冷や奴で食べたり、サラダにしたり、鍋物に入れたりするのに適しています。
木綿豆腐はしっかりした食感で崩れにくいので、焼いたり、煮たり、炒めたり、揚げたりと、さまざまな料理に使えます。
充塡豆腐はそのまま食べてもよいですが、熱に強いパックに入っているので、お湯に入れて5分くらい温めてから食べるとふわふわ食感に!
寄せ豆腐は、冷や奴はもちろんですが、あんかけにしたり、スープに入れても。
さまざまな料理に使える豆腐ですが、シンプルな料理を食卓に出すと、子どもが喜ばないこともあります。
今回は、絹ごし豆腐や木綿豆腐を使った、子どもも満足する料理3品をご紹介します。
「豆腐グラタン」のレシピ

【材料】2人分
絹ごし豆腐 1丁(300g)
玉ねぎ 1/4個
ウインナー 2本
ブロッコリー 6房分(約80g)
コーン缶 30g
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
マヨネーズ 大さじ2
みそ 小さじ1
片栗粉 大さじ1
シュレッドチーズ 50g
※水分が多い絹ごし豆腐を使う場合は、片栗粉を大さじ2に増やしてください。
【お手伝いポイント】
豆腐ソースを作るのを手伝ってもらいましょう。
【作り方】
1.玉ねぎは薄切りに、ウインナーは斜め切りにする。
2.フライパンを弱火で熱してオリーブオイルを入れ、1とブロッコリー、コーン缶、塩、こしょうを加えて玉ねぎが透明になるまで炒め、粗熱をとる。
3.ボウルに絹ごし豆腐とマヨネーズ、みそ、片栗粉を入れて泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
4.3に2を入れて混ぜる。

5.少量の油(分量外)を塗った耐熱皿に4、シュレッドチーズをのせて、180℃のオーブンで20分焼く。
ウインナーの代わりにベーコンやえび、鶏ひき肉、ブロッコリーの代わりにカリフラワーやゆでたほうれん草などでも美味しくいただけます。