乳児と幼児「寝かしつけ」カオスを乗り切る「究極の塩対応」 〔東大医学部卒 3児のママ医師が解説〕
東大医学部卒医師・もりたま先生に聞く、「子どものねんねトラブル」 #2 ~幼児の寝かしつけ編~
2025.01.12
医師・小児スリープコンサルタント:森田 麻里子
年齢差のあるきょうだいは就寝時間をずらして寝室へ
また、年齢差のあるきょうだいでは、赤ちゃんと上の子の寝る時間が合わないということもあります。
「時間差で対応をするために、就寝時間をズラして寝室へ連れて行きます。上のお子さんが1人でも待てるような年齢であれば、入浴や夕飯の後に少し待っていてもらって、『先に赤ちゃんを寝かせてくるね』と寝室に入って。赤ちゃんを寝かしつけてから戻ってきて、上の子と2人の時間を作ってから一緒に寝るというパターンが理想的かなと思います」(もりたま先生)
他にも、赤ちゃんは夕飯の支度をしながら抱っこひもなどで寝かせてしまってそのまま寝室へ連れていく、など時間差の対応をすることも。
「朝7時に起床する赤ちゃんだったら、夜8時までには寝ると思います。上のお子さんに合わせて9時台まで起きているとなると、赤ちゃんにとったら少し遅い。それがグズりなどの寝かしつけがうまくいかない原因になります。
時間差対応をしなければならない期間は大変ですが、1歳を過ぎればきょうだい合わせて8時半に一緒に眠れる、というふうに時間が合ってきます」(もりたま先生)
きょうだいのベストな就寝時間の見極めと、優先順位をつけることがきょうだい寝かしつけのヒントになりそうです。